SYU'S WORKSHOP
ZIS-3 76,2ミリ野砲
SOVIET ANTITANK GUN 76,2MM. ZIS-3
「第二次世界大戦」の「ソ連軍」の「76,2ミリ砲」です。
「ITALERI」社のキットです。
ソ連軍の76,2ミリ砲にはいろいろなタイプがあるのですが、
これは「M1942」と呼ばれる1942年製のタイプです。
いわゆるたくさんのタイプが作られた76,2ミリ砲の「戦時量産型」なのでした。
この砲、「野砲」と「対戦車砲」の両方に使用されたといいます。
「野砲」というのは「対人」「対構築物」用であり、「対戦車砲」はその名の通り、
戦車に対して使われたのでした。
ごらんの通り、このキットの出来は良く、細かいところのディテールもバッチリです。
このキットのディテールでさらに驚くのは、
タイヤに「メーカー名(かな?)」文字のレリーフが再現されている事です。
ソ連は巨大な「大陸の国」だけあって、この手の「大砲」が大好きな国なのでした。
この砲は敵であるドイツ軍に多数捕獲され、そして「再利用」されたのでした。
ドイツは捕獲したこの砲を使って「自走砲」まで作っているのでした。
この砲尾の「メカメカしさ」は戦車模型にはない格好良さ、だと思います。
有名な「クルスク戦」では大量のこの砲を使い、ソ連軍は「対戦車陣地」を構築し、
ドイツ軍の進撃をくい止めました。
別名「ラッチュバム(RATSCH-BUMM)」とも呼ばれ、ドイツ軍から恐れられていました。
第二次世界大戦での「ベスト(有名)大砲」はドイツの「88ミリ」だという評価は甘んじるとして、
ベスト2は、この「ZIS-3」である。
と思うのは俺がソ連軍贔屓だからでしょうか?
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