SYU'S WORKSHOP
ナウシカのヒドラ製作記



宮崎駿の原作漫画「風の谷のナウシカ」に登場する
「ヒドラ」をフルスクラッチしてみました。
とても「小さい」ですけども。

「ヒドラ」とは、
一般的には水中に棲む「長い触手を持つ微小生物」の事であり、
ギリシャ神話的には9つの蛇頭の怪物「ヒュドラ」の事であり、
漫画ナウシカでは「不死の人造人間」の事なのであります。

いずれも、その特徴として
斬られた身体を再生する能力を持っています。

今回の製作記はと〜ても短く、
「本1ページ」だけで終わります。




まずは「PRO-HOBBY」の「0,35ミリ黄銅線」を使い、
基本骨格を作っていきました。



以前この手のフィギュアをスクラッチした時には、
銅線の「関節部分」は「ハンダ付け」をしたのですが、
今回は単純に「黒の瞬間接着剤」で組み立ててみました。

どうせ表面を「エポキシ・パテ」で覆ってしまうので、
これで充分な事に気が付いたのです。



肉盛りはタミヤの速硬化タイプの「エポキシ・パテ」です。

骨格銅線を「練り合わせたパテ」で包んだり、
「Mr.カラーうすめ液」で溶いた「ゲル状パテ」を盛ったりして、



段々、そのフォルムを作っていきます。

これは意外と時間が掛かる作業です。
一つの部分を作っては完全に乾燥・硬化するまで、
次の作業に移れないからです。
細かい作業なので、
急いで次の作業に入ってしまうと、
せっかく作った部分を壊してしまう虞があるのです。



出来ました。

以前製作した「巨神兵オーマ」に合わせ、
サイズは「1/123」。
大きさは2センチぐらい。

まるでサボテンみたいな「ヒドラの体表」は、
エポパテが硬化する前に「スパチュラ」でモールドしていきました。



塗装はラッカー系の「Mr.カラー」で
全体に基本塗装した後、



細部を「タミヤ・エナメル」で塗り分けていきました。



胴体が潰れているのは、
「巨神兵に踏み潰された状態」で製作したからです。



こんな感じになります。



と言うワケで全て完成しました。

私はこの「ナウシカのヒドラ」が大好きです。

物語の主人公である「ナウシカ」よりも、
格好良い「ユパ」や「アスベル」よりも、
この手の「異形キャラ」の方に私の琴線は触れるのです。


今回は「1/123」という極小サイズの造形でしたが、
いつか「1/6」サイズぐらいのヒドラを作りたいなあ。

何故世の中に(私が知っている限り)
「ナウシカのヒドラ」の立体物が無いのかなあ。
誰か作らないかなあ。
とっても格好良いのに。





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