SYU'S WORKSHOP
モリアーティのアジト製作記
(中編)
(4/6)
ジオラマのベースに「歯車」を取り付け、
「配管」を施し、塗装をしました。
ここは「地下にある部屋」ですので、
アニメでいう「影色」を基本として塗装していきます。
つまり「青系塗装」という事です。
作った小道具を一個一個ベースに接着してきました。
「セメダイン」の「エポキシ接着剤」や「スーパーX」を使い、
強度的に不安なところは
中に「0.3ミリ」「0,5ミリ」「1ミリ」の真鍮線を通して
土台を貫通、接着していきました。
大量の小物・大物類を
積み重ねる様に接着していきますので、
簡単に取れてしまっては
他の小道具類に影響を及ぼしてしまうのです。
これはセットを上から見ているのではなく、
セットを90度立てて撮った写真です。
つまり、
こうしても「接着した小物が取れない」様に
しっかりと固定していくのです。
「缶詰」のラベルを作ります。
それぞれの「缶詰の大きさ」ごとに、
パソコンでラベルを作画しました。
プリントアウトしたのは「A-one」の
「マルチプリンタラベル(接着シール)」です。
各ラベルには、
それぞれに「ネタ」を盛り込んで見たのですが、
ま、普通、
「まったく判らない」のであります。
「意味のない努力」。
以前、製作記にも書いた
「モデラー=マゾ説」の所以なのであります。
全部で「9種類」ある缶詰には、
それぞれのラベルを貼っていきます。
「開いている缶詰」は後で
「エポキシバテ」で「中身」も作る事にします。
セットに缶詰を一つ一つ接着していきます。
全部で「70個」ある「缶詰」を
一つ一つベースに接着していくのは
根気のいる大変な作業であると同時に、
とても楽しい作業でもあります。
私が「モリアーティ教授」だったら、
手下の「トッド」や「スマイリー」だったら、
私がこの「1/28サイズのアジト」に暮らしているのなら、
「こんな所にこんな風に缶詰が転がっているに違いない」と
妄想しながらレイアウトしていくのです。
みなさんがもし
「とても散らかった汚い部屋」に
住まわれた経験があるのであれば
(それは過去でも現在でも)、
「散らばるゴミやガラクタ」には一定の
基本パターンがある事をご存知だと思います。
つまり「群島化」です。
「ガラクタ」は部屋の中に「均等」に散らばるのではなく、
「部屋の数ヶ所に基本の島」が出来上がった後、
その「基本の島」を中心に
「群島化」していくのであります。
などと、
上の「解析図」は私の大好きなSF小説
「アンドロメダ病原体(マイケル・クライトン)」の
パロディであります。
なんてネタも盛り込みつつ、
つづきます。
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