SYU'S WORKSHOP
モリアーティのアジト製作記
(後編B 完結編)
(3/3)
ジオラマ全体を上から見てみました。
怪鳥飛行機「プラテノドン」を中心に、
様々な物で埋め尽くされているのが判ります。
時計回りに上空を、
旋回して見ました。
しっかし、このプテラノドン、
どうやってここから出るのでしょうか?
設定によれば「天井が開いて飛び立つ」らしいのですが、
まさかこれって「垂直離着陸機」!?
「プラテノドン」「モリアーティ教授」「ハドソン夫人」、
三人揃いの記念写真を撮ってみました。
教授はこんな絵を夢見ていたに違いありません。
「プテラノドン」の目の中には「発光ダイオード」が入っています。
以前は「ムギ球」を入れていました。
眩しい「フィラメントの光」が私は好きだったのです。
しかしそれがある時「焼き切れて」しまったのです。
内蔵していた「ムギ球」を交換するのはとても大変でした。
それに懲り「発光ダイオード」に換えたのです。
「プラテノドンの足(スキッド)」は「銅線」で作ってあります。
そこに電流を流し目を光らせるのです。
ジオラマ床にも「真鍮板(0,25ミリ)」が埋め込んであります。
そこに電流を流し、ここに足を置く事で
「プテラノドン」の目は光るのです。
電流は「単三を二本」が適正なのですが、
どうしても強い光にしたくて
「単三を三本」を使用しています。
「ムギ球が焼けた」のもそれが原因でした。
今回の発光ダイオードもとっても熱くなるのですが、
これって、またヤバイのかしらん。
「モリアーティ教授」と「ハドソン夫人」。
この見事なフィギュアを製作したのは
友人の「TAKEDAさん」です。
あっ、色塗ったのは私だかんね。
「目高(アイレベル)」より低い位置から見てみました。
「ローアングル」ってヤツです。
私はミニチュアを見る時、
このアングルが一番格好良いと思っているのですが、
「静岡ホビーショー」でも腰を屈め、
この位置から見てる人は誰もいないのでした・・・。
しくしくしく。
私の「銘板」の作り方を説明します。
「洋白板0,3ミリ」を切り、
「A-oneの透明シール」にタイトルをプリント、
それを貼れば、完成です。
「透明シール」の地を「黄色」にすれば、
結果「金色のプレート」に仕上がります。
「鋲で止めている」様に見えるのはダミーで、
実際には「両面セロテープ」で土台に貼っています。
今回、追加製作・撮影のため、
久しぶりに本ジオラマを「収納ボックス」から
取り出したのですが、愕然としました。
「4ミリのシナベニア」で壁を作ってあったのですが、
それが「経年変化」で信じられないぐらい
凄まじく「そっくり返って」いたのです!
駄目じゃん!「シナベニア」!!
しっかり接着してあった壁の奥も、
「ぱっくり」外れてしまっていました・・・。
しばらく「茫然自失」となりつつ、
「DIY屋」に「L字金具」をあふたと買いに行き、
強制補強する羽目となりました。
私の撮影法を簡単にご紹介します。
1)「100WのZライト」でメインを作り、
2)「60Wの小型ライト」でサブを作り、
3)「レフ(3ミリスチレンボード)」で
反射光を入れています。
しかし撮影に熱中するあまり
知らず知らずにライトを模型に近づけてしまい、
壁(ここは5ミリのスチレンボード)を
溶かしてしまいました。
こうやって「駄目になった模型」が、
ウチには一杯あるのです。
「パスタ」舐めの「プラテノドン」です。
こーゆーの夢中に撮ってるから、
いつも模型駄目にしちゃうんだよな。
フィギュアの背景をライティングで「落として」みました。
「プラテノドン」の目の光が強調され、
これも格好良い絵になりました。
「目高(アイレベル)」から最後に再び見てみました。
普通はこれぐらいが「ちょうど良い」のかな。
「プテラノドン」の製作を始めたのが「2004年の夏」。
それが今は「2009年の秋」の終わりですから、
全て出来上がるのに「5年ちょい」かかった事になります。
途中他のモノも作っていましたが、
一つの作品をこんな長い間
「フルスクラッチ」していたのは初めてです。
生まれたばかりの子供が
来年は小学校に入ろうかという長い期間。
しかしこれで私もホームズの様に
ロンドンでの探偵業から引退し、
サセックスで蜂でも・・・
えっ!?
まだ「アジト2製作記」が最後まで
終わっていないって!?
がぁーん!
まずはこれで全てお終いです!
長い長い間、最後まで読んで下さいまして、
本当にありがとうございました!
皆さんに大々大感謝いたします!!
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