SYU'S WORKSHOP
BA-20M 装甲車
SOVIET ARMORED CAR BA-20M
(2/2)




この車輌は後に、タイヤ部分を「鉄道用車輪」に代えた、
「鉄道視察用」タイプも作られています。
しかし、鉄道のレールの上しか走れない車輌なんて、
敵の攻撃があった時は恐かったでしょうね。
前に進むか、後退するしかないんだもの。



車体右側の工具箱もプラ板で作り直し、
中には「ITALERI」社の「FIELD TOOL SHOP」から選んだ工具をいろいろと入れてみました。



サイド・ビューです。
向こう側が見えるなんて、戦車模型だとなかなか出来ない世界が、今回は出来ました。



ボンネット上にも工具類を置いてみました。
つまり、今回のこの「全部のハッチ、ドア類が開放状態」は、
「エンジン修理中」という設定なのでありました。



私は「ダイオラマ」を今までに作った事がありません。
「ダイオラマ(もしくはジオラマ、もしくはディオラマ)」とは、
情景の中に模型やフィギュアをレイアウトするという
ディスプレイ方法、作品発表形態の事です。
単に「食わず嫌い」という気もしますが、「例えフィギュアや情景が絡まなくても、
車輌だけでもドラマを作れるのではないだろうか?」と思っているからです。
これは、まだまだ今後の研究課題なのでありますが。



フロント部分です。
開いたハッチの中に見える「ラジエーター」がいい感じだと満足しています。
また、フェンダー表面は「リューター」で削り、「ベコベコ」になったカンジを出してみました。



「人形の顔は目が命」と同様に、ソフトスキンは「ライトが命」。
愛用している「MODELER'S」の「ライトレンズ・セット」をはめ込みました。



シャーシ部分はあまり手を入れていません。
少し「ソフトワイヤー」でパイピングしたぐらいです。
いつか、この手の「ソフトスキン」車輌のシャーシ部分も
「徹底的に手を入れた」模型も作ってみたいとは思っているのですが、
今ひとつ「資料」がなかったりして、なかなか難しいモノがあるのでした。



基本的に「ハッチ類」は「開放状態で固定」で作ったのですが、
銃塔のハッチだけは「可動式」にしてみました。
また、搭載銃は、これまた愛用している「MODELKASTEN」の
メタル製「DEGTYAREV TANK MACHINEGUN」を使用しました。
何故か私、模型の大砲や機関銃が「メタル」で出来ていると、「ちょっと嬉しい」のでした。



という事で、
「装甲車」いわゆる「ソフトスキン」車輌の持つ
「装甲の薄さ、はかなさ」を少しでも感じられる様、
いろいろと手を入れてみたのですが、
いかがでしょうか?


前のページへ


トップページへ

メールはこちら ご意見、ご感想はこちらまで