SYU'S WORKSHOP
BA-20M 装甲車
SOVIET ARMORED CAR BA-20M
(2/2)
![](ba2010.jpg)
この車輌は後に、タイヤ部分を「鉄道用車輪」に代えた、
「鉄道視察用」タイプも作られています。
しかし、鉄道のレールの上しか走れない車輌なんて、
敵の攻撃があった時は恐かったでしょうね。
前に進むか、後退するしかないんだもの。
![](ba2011.jpg)
車体右側の工具箱もプラ板で作り直し、
中には「ITALERI」社の「FIELD TOOL SHOP」から選んだ工具をいろいろと入れてみました。
![](ba2012.jpg)
サイド・ビューです。
向こう側が見えるなんて、戦車模型だとなかなか出来ない世界が、今回は出来ました。
![](ba2013.jpg)
ボンネット上にも工具類を置いてみました。
つまり、今回のこの「全部のハッチ、ドア類が開放状態」は、
「エンジン修理中」という設定なのでありました。
![](ba2014.jpg)
私は「ダイオラマ」を今までに作った事がありません。
「ダイオラマ(もしくはジオラマ、もしくはディオラマ)」とは、
情景の中に模型やフィギュアをレイアウトするという
ディスプレイ方法、作品発表形態の事です。
単に「食わず嫌い」という気もしますが、「例えフィギュアや情景が絡まなくても、
車輌だけでもドラマを作れるのではないだろうか?」と思っているからです。
これは、まだまだ今後の研究課題なのでありますが。
フロント部分です。
開いたハッチの中に見える「ラジエーター」がいい感じだと満足しています。
また、フェンダー表面は「リューター」で削り、「ベコベコ」になったカンジを出してみました。
![](ba2016.jpg)
「人形の顔は目が命」と同様に、ソフトスキンは「ライトが命」。
愛用している「MODELER'S」の「ライトレンズ・セット」をはめ込みました。
![](ba2017.jpg)
シャーシ部分はあまり手を入れていません。
少し「ソフトワイヤー」でパイピングしたぐらいです。
いつか、この手の「ソフトスキン」車輌のシャーシ部分も
「徹底的に手を入れた」模型も作ってみたいとは思っているのですが、
今ひとつ「資料」がなかったりして、なかなか難しいモノがあるのでした。
基本的に「ハッチ類」は「開放状態で固定」で作ったのですが、
銃塔のハッチだけは「可動式」にしてみました。
また、搭載銃は、これまた愛用している「MODELKASTEN」の
メタル製「DEGTYAREV TANK MACHINEGUN」を使用しました。
何故か私、模型の大砲や機関銃が「メタル」で出来ていると、「ちょっと嬉しい」のでした。
という事で、
「装甲車」いわゆる「ソフトスキン」車輌の持つ
「装甲の薄さ、はかなさ」を少しでも感じられる様、
いろいろと手を入れてみたのですが、
いかがでしょうか?
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