SYU'S WORKSHOP
マキのヘルメット製作記
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6分の1サイズ「小山田マキ」の「ヘルメット」を、「フルスクラッチ」してみました。
以下はその「製作記」です。




「フルスクラッチ」するにあたって、
まず一番最初にやらなければならない事は「資料集め」です。
はるか昔にビデオに録画してあった「ルパン三世」の「さらば愛しきルパンよ」を
繰り返し繰り返し見て、そのイメージをつかむ事にしました。

劇中「小山田マキのヘルメット」が出てくるシーンは意外と少ないのですが、
それでも、「小山田マキと言えばあのヘルメット」というぐらい、
強烈な存在感がある「アイテム」です。

その「ヘルメット」をラフに「スケッチ」してみました。
実際に自分の手を動かして「スケッチ」してみることによって、
より今から製作しようとしている「物体」の
「構造」や「デザイン」を把握することが出来ると思うのです。

「小山田マキのヘルメット」の特徴は大きく三つほどあります。
それは、
「通常のヘルメットよりも角張っている」
「額の部分に対になった4つの穴が開いている」
「中央部分が白いストライプで塗られている」
という点です。



最初、その「角張っている」という特徴から、
この「第二次世界大戦」の「ドイツ軍ヘルメット」を加工して作ろうか、とも思ったのですが、
前に作った「小山田マキ」に被せてみると、あいにく、少し大き過ぎたのでした。



次に、おもちゃ屋で見つけてきた
「G・I・ジョー」の「ヘルメット」を利用する事を考えてみました。
「角張具合」も「大きさ」もちょうど良いカンジでした。



そして、
「ワークアソシエイション」の「型想い」を使い複製用の「型」を作る事にしました。
「型想い」というのは「ロウ」の様な素材で、
お湯で簡単に柔らかくなって、
それを「原型」に押しつけた後、水に入れると今度は固まる、
という造形用の型取り素材です。
小さな物の型取りには非常に便利で、私は愛用しています。



型取りが終わりました。



その型に「キャスト」を流し込んで複製を作ります。



作業現場です。
この写真のように、「キャスト取り」の時には
「紙コップ」と「プリスターパックの空きパッケージ」は重宝します。



複製が取れました。



複製を取りだした後の「型」です。
取り出す時に「切り開き」ました。
この「型想い」は、こおいう事も簡単に出来るので便利なのです。
また、これをお湯につけると再び柔らかくなり、
再使用が出来るというのもグッドです。


つづきます。

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