SYU'S WORKSHOP
マキのヘルメット製作記
(2/5)




複製したものをヤスリで削って最終的な形に整えてゆきます。
買ってきた「G・I・ジョー」のヘルメットを直接使わないで一端複製を作ったのも、
こおした理由からなのでした。



その整形した「ヘルメット原型」を使用して
今度はプラ板で「ヒートプレス」してゆきます。
「原型」の下に穴を開け、そこに「小型ドライバー」を差し込み、
それを「小型万力」に固定しました。



「ヒートプレス」用の器具を次に作ることにしました。
買ってきたのは「画材屋」に売っている「B5サイズ」の「木のパネル」です。



その真ん中部分を切り取って、



「ヒートプレス」用の器具が出来上がりました。



その二つのパネルで「1ミリプラ板」を挟み込みます。
そのプラ板を熱して柔らかくしてから「原型」に上から押しつけ、
絞り出すようにカタチを作っていくのが、
いわゆる「ヒートプレス」という工作方法です。



まず、1テイク目。
パネルの穴が大きすぎて上手く行きませんでした。
原型の下の方にプラ板が密着せず、裾が広がってしまったのです。



そこで一回り穴の小さい「アダプター」を作りました。
プラ板を押しつけ、まだプラ板が熱で柔らかいウチに、
この「アダプター」を後追いで押しつけ
「プラ板の裾部分をさらに絞る」のでした。



結局、成功したのはテイク7目でした。
「アダプター」を使いつつ、さらに「軍手をはめた右手で絞る」という方法で
ようやくなんとか「原型に上から下まで密着したプラ板」が出来上がったのでした。


つづきます。


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