SYU'S WORKSHOP
KV-1B 重戦車
KV-1B RUSSIAN TANK
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「第二次世界大戦」の「ソ連軍」の初期の「重戦車」です。
「TAMIYA」社のキットです。




この「TAMIYA」のプラモデル、10年以上前に作られたモノなのですが、
さすが「TAMIYA」だけあって、今でも充分現役で通用する出来の良さなのでした。
結構根強いファンがいるのか、
最近でも何回か「再生産販売」され模型店に並んでいるのでした。



この「KV-1B」の最大の特徴は、ボルトで砲塔や車体側面に留められた「追加装甲板」です。
「KV-1B」という名称は本来ドイツ側がつけた名前で、正式には「KV-1E」。
「E」とは「エクラナミ」の頭文字で、意味は「増加装甲」。
また「KV-1 アップリケ」とも呼ばれていました。



この「追加装甲」、砲塔に密着してボルト留めされていたワケではなく、
「砲塔との隙間を空けて」ボルト留めされていました。
俗に「スペースド・アーマー」と呼ばれる方式で、
この方が「防御力が増す」のでした。



実車ではその隙間が見える「上の部分」には「薄い金属板」で「蓋」がされており、
キットでもその状態であったのですが、「資料本」を見ると、それが外されている車体も多く、
「そっちの方が格好良い」と思った私は、隙間が見えるように改造したのでした。



履帯(キャタピラ)は「FRIULMODEL」の「ホワイトメタル製可動式履帯」を使用。
キット本体の「2倍以上」もする高価なオプションパーツですが、
金属の重さによる「自然なたるみ具合」はとても良いカンジです。
やはり戦車模型は「履帯が命」ですから、ここは贅沢するのでした。
左右とも「84枚」で組みました。



フェンダー上にある「道具箱」に「取っ手」を「0,3ミリ真鍮線」で追加工作しました。



機関部上部のメッシュ部分はキットをくり抜いて「EDUARD」のエッチングパーツを使用。
この中にはエンジンをちゃんと作って入れてあるのですが、例によってまったく見えません。



フェンダーステイも一体成形されていたキットのモノを切り取って
エッチングパーツに変えました。



この「KV-1B」、砲塔後部に機銃がいきなり「ポコン」と付いて、なんか可愛いです。



しかしまあ、こんな極端に「外界の視認性が悪い」「鉄の箱」の中に閉じ込められている
搭乗員たちにとっては、こんな機銃でも気休めになったのでしょうね。
というか「ソ連戦車」、「あっちにもこっちにもむこうにも」大砲やら鉄砲付けるのが
基本的に好きなのではないでしょうか?
「気持ちは分かるが、そういっぺんに全部撃てるワケではない」とか思うのでした。



つづきます。


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