SYU'S WORKSHOP
KV-1B 重戦車
KV-1B RUSSIAN TANK
(2/3)




この戦車、搭乗人数は5名。
最高速度は時速35キロ。
1941年製造。
1940年に製造された「KV-1」に「鉄板を付けるだけ」ですから、
比較的簡単な改造であったと思います。



が、作ってはみたものの只でさえ重くて機動力の悪かった「KV-1」がさらに重くなり、
結果的に機動力も極端に悪くなり、半年ぐらいで生産が打ち切られたのでした。
「余計な事して、さらに事態を悪化させる」とは、
まるで私の「模型製作」のようではありませんか。



この「どーん」としたオシリも、グットです。



車体後部の「エンジン点検用ハッチ」に「一体モールド」されていた「ハッチ固定用フック」を
削り取り、「VERLINDEN PRODUCTIONS」の「極細チェーン」と「0,5ミリ真鍮線」で作り直しました。
また、「マフラー」には穴を開けました。



「牽引ローブ」用の「取り付け金具」を、「0,8ミリ真鍮線」「0,5ミリ真鍮線」「真鍮パイプ」などで自作、
それを「0,3ミリアルミ板」で作った「L字フック」で車体両サイドに取り付けました。



「資料本」を見ると、砲塔上面の両サイドに「取っ手」が実車にはありましたので、
「0,5ミリ真鍮線」で追加工作しました。



機関部後端下部の開放部には「資料本」を参考に、「ワークアソシエイション」の
「黒い金網」を貼ってみました。



私は戦車模型を撮影する時に「NIKON COOLPIX950」というデジカメを使用しています。
接写能力にも優れ、この様な「ローアングル撮影」にも適した
「これはもう戦車模型撮影のためにあるカメラだ!」と思っているのでした。



しかし、1941年6月に独ソ戦が始まって、
「いやあ楽勝でしょう、きっと」とか思っていただろうドイツ軍たちが、
戦場で初めてこの戦車を見たときにはビックリしただろうなあ。
なんか凄く強そうで。凄く頑丈そうで。



「聞いてないよぉー」と2万人ぐらいのドイツ兵たちが戦場で呟いたのではないでしょうか?
言わないか。


つづきます。


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