SYU'S WORKSHOP
T-38 水陸両用戦車
T-38 SOVIET AMPHIBIOUS SMALL TANK
(2/2)
この戦車、地上走行速度は40キロほど、浮航速度は6キロほどであった、といいます。
大戦初期に主に「偵察部隊」で使用されました。
武装が「7,62ミリ機関銃」だけじゃ、戦闘に積極的に使用できないのは当然です。
搭乗人数は2名。
操縦手と車長のみ。
驚くほど搭乗人数が少ない戦車なのですが、まあ、よく考えると、
今日日の戦車でも「3人ぐらい」しか乗っていないですから、ねえ。
(当時と現代の理由は違いますけども)
この戦車、フェンダー部分はなんと「木製」で、
周りに金属が貼られていただけの簡単なモノでした。
何故かというと、フェンダーを水上航行時の「浮力のたし」にしていたのでした。
こんな「平べったい」形も「水上航行」のため、らしいのでした。
全体が「ペタン」としているのも、これまた俺は「格好良い」と思うのでした。
何か上下から「圧縮」されて潰されたみたいで、変なフォルム、なのです。
私は戦車模型のハッチ類は「可動」しないと気がすまない人で、この戦車も、
ハッチを可動式にしたのでした。
見えにくいですが、砲塔内部も(さらに言えば、車体内部も実は)「それなりに」
作ってあるのでした。
戦車兵を乗せてみました。
「ITALERI」の「ソ連戦車兵」です。
人形を乗せてみると、この戦車の「小ささ」がよく分かると思います。
ソ連軍の大戦初期の戦車は、
例えばドイツ軍の戦車開発と違って「脈略なく」、
次から次へと「変なカタチ」のヤツを考え、そして実際に作ってしまったりして、
本当に面白く、大好きなのでした。
何事も「試行錯誤時代が一番面白い」、という事でしょうか?
長々と読んでいただいてありがとうございました。
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