2002年4月16日(火) | |
「NO.1222 T-34/76」 PREMO/ROCO。800円。 オーストリアの鉄道模型メーカー「ROCO社」から発売されている(製造はロシアのPREMO社)HOゲージサイズ(1/87)のAFVキットである。 このキット、ほとんど完成した形で箱に入っているのだが、細かい部品はランナーについた状態で別パーツになっているのであった。 「T-34」は第二次世界大戦中、ソ連を代表する傑作戦車であり、その後のドイツ軍にも多大なる影響を与えた名戦車なのであった。 |
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「NO.1240 SU-85/44」 PREMO/ROCO。800円。 「T-34」をベースに作られた「自走砲戦車」、それがこの「SU-85」。 自走砲戦車の利点は「砲塔」を廃止することによって、より強力な大型の砲を搭載できる事にある。 この「ROCO社」のキットの凄いところは、7センチほどの小さな模型であるにも関わらず、全ハッチが(機関部点検ハッチまで!)可動式になっている事なのであった。 「戦車模型のハッチはみんな可動式じゃなきゃ」と常々思っている俺にとってはとても嬉しい仕様なのであった。 |
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「NO.1241 SU-100/45」 PREMO/ROCO。800円。 第二次世界大戦中、各国の兵器はすべからく「より強力な武装への改造」を要求されたのである。 これは「100ミリ砲」を搭載したタイプ。 車体から突き出た砲身の長さは約3,7メートルもあり、その異様なスタイルに初めて見たドイツ軍はみんなビビったに違いないのであった。 さすが広大な大地のロシアの戦車だけの事はある。 でも、狭い街中じゃまったく役に立たなかったろうなあ。 |
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「NO.1270 ZIS-5」 KOMO/ROCO。700円。 第二次世界大戦中、ソ連軍で使用されていたトラックである。 戦争を行う際、実は戦車よりも重要なのがこの手のトラック類なのである。兵員の輸送や武器・弾薬、燃料の輸送、そして食料の輸送など。 AFVの世界ではこれらの非装甲車輌を「ソフトスキン」と呼ぶ。 この「ZIS-5」は「3tトラック」で、大戦中、数多くのバリエーションが造られたのであった。 |
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「NO.1271 ZIS-5/KASTEN」 KOMO/ROCO。700円。 これはそのバリエーションのひとつで、後部に「木製キャピン」を持つタイプである。 「木製」というのがソ連らしいというか何というか。 このキット、窓ガラス部分がちゃんと薄い透明パーツになっており、シャーシ部分の細かい部品も別パーツで再現されているのが素晴らしいのである。 |
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「NO.1200 T-35/1933」 PREMO/ROCO。800円。 第二次世界大戦が始まる前に造られたソ連軍の「多砲塔戦車」である。写真のモノはそれの「1933年製」タイプである。 この一見強そうに見える「多砲塔戦車」、大戦初期にはドイツ軍によっていとも簡単に「ボコンボコン」にやられちゃうのであった。その理由は、いかにも「的にしてください」という図体のでかさと、超重量のための機動力の悪さのため、なのであった。 装甲も薄かったし。 |
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「NO.1201 T-35/TU」 PREMO/ROCO。800円。 この「T-35」、主砲塔には「76,2ミリ砲」を持ち、他に「37ミリ砲」の副砲塔が二つ、「7,62ミリ機銃」の銃塔が二つという、まるで「軍艦」の様な戦車なのである。 型番の「T-35/TU」の「TU」とは「指揮車戦車」を意味し、実は主砲塔の周りにフレーム状の「アンテナ」が付くのであるが、写真ではまだそれを取り付けていないのであった。 |
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「NO.1202 T-35/1938」 PREMO/ROCO。800円。 これは「T-35」の「1938年製」タイプ。 上のタイプと何が違うかと言うと、主砲塔が傾斜をつけた新型砲塔に替わった事と、副砲塔の「37ミリ砲」が「45ミリ砲」にバージョンアップした事である。 このキットのサイズは全長11センチ。1/87の模型で11センチという事は実車は10メートルぐらいある巨大な戦車なのであった。 |
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「NO.1203 T-28/1935」 PREMO/ROCO。800円。 これは「T-28」という「多砲塔戦車」である。 主砲塔が「76,2ミリ砲」で、「7,62ミリ機銃」をつけた銃塔を二つ持つ。 前の「T-35」は重戦車であり、この「T-28」は一応、中戦車という風に分類されるのだが、これはこれで目一杯厳ついカンジの戦車なのであった。 |
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「NO.1205 T-28/1938」 PREMO/ROCO。800円。 これはその「1938年製」タイプ。 主砲塔が傾斜型に替えられているのであった(資料本によるとこのタイプは実は1940年製らしい)。 この「ROCO社」の1/87のAFVキット、さすが鉄道模型屋が出しているだけあって、非常に細かく精密に作られており、「AFV者」でなくても手に取ったらじっくりと眺めずにはいられない出来なのであった。 正確さでは今ひとつなのであるが。 |
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「NO.1206 T-26/1931」 PREMO/ROCO。800円。 「T-26」という中戦車である。 「T-26」は様々なバージョンが作られたのだが、これはその初期に作られたタイプである。「7,62ミリ機銃」と「37ミリ砲」の二つの砲塔を持つ特異な形をしているのである。俗に言う「ツイン・ターレット」というヤツである。 どうにもこうにもソ連軍ってのは「砲塔たくさん=強いッ!」と思っていたフシがあるのであった。 ちなみに、宮崎駿のTVアニメ「さらば愛しきルパンよ」に登場する「シグマ」という双頭のロボットの発想元はこの戦車じゃないか、と昔から勘ぐっている俺なのであった。 |
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「NO.1207 T-26/1933」 PREMO/ROCO。800円。 その「1933年製」タイプ。 二つの銃塔を止め、「45ミリ砲」を搭載した「砲塔」タイプである。 「T-26」のベースとなったのはイギリスの「ビッカーズ・アームストロング6t戦車」で、ソ連以外にも多くの東欧諸国に輸出、ライセンス生産された戦車であるのだが、ソ連軍ほど様々な改造を施して使用した国はないのであった。 |
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「NO.1208 T-26/1933/TU(COMBAT)」 PREMO/ROCO。800円。 これは上の「指揮車型」バージョンである。 本来は砲塔の周りにフレーム状のアンテナが付くのであるが、写真ではまだ取り付けていないので、何の事ぁない(砲塔上部のハッチの形状が微妙には違うのだが)、キット的には上の写真とまったく同じなのであった。 「ROCO社」のAFVキットの特徴の一つは足回り(履帯、起動輪、転輪)が一体成形されている事であるが、「T-26」特有の懸架装置を含め、細かく丁寧に作られているのであった。 |
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「NO.1209 T-26/1937」 PREMO/ROCO。800円。 その「1937年製」タイプ。 今までの「馬蹄形」砲塔から、傾斜を取り入れた「円錐型」の新型砲塔に替わったヤツである。 |
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「NO.1211 BT-2/1931」 PREMO/ROCO。800円。 これはまた戦車が替わって「BTシリーズ」と呼ばれる戦車の初期型である。 「BT」とは「快速戦車」の意味で、履帯(キャタピラ)での走行はもちろん、履帯を外した車輪だけの状態でも走行できるという変わった戦車なのであった。 一説によると当時のスターリンが「舗装路の多い西欧」への侵攻を考えていたために採用された「仕組み」だと言う。 武装は銃塔に三挺の「7,62ミリ機銃」を持っている。 |
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「NO.1212 BT-2/1933」 PREMO/ROCO。800円。 これは砲塔に「37ミリ砲」を搭載したタイプである。 キット的には前部フェンダーが外された造形になっており、剥き出しの履帯がまこと格好良いのであった。 第二次世界大戦のソ連戦車と言えば「KV-1」や「T-34」が有名であるが、大戦初期にはこれらの「T-26」や「BT戦車」が主力戦車だったのである。 |
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「NO.1213 BT-5/1934」 PREMO/ROCO。800円。 さらにその強化型で主砲を「45ミリ砲」としたタイプである。 キットの転輪は「BT-2」と同じの「スポーク・タイプ」になっているのだが、本当は「BT-5」の頃には「ディスク・タイプ」になっていたハズである。 「スポーク・タイプ」は重量の軽減化が出来、「ディスク・タイプ」は頑強であるという、それぞれの特性を持つのであった。 |
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「NO.1214 BT-7/1936」 PREMO/ROCO。800円。 「BTシリーズ」の最終形である「BT-7」である。 これまでのBT戦車の車体は「リベット接合」で組み立てられていたのだが、被弾の際、車体内部にそのリベットが飛び散るという弊害があり、このタイプからは「溶接接合」へと改められ、車体前部の形状も変更されたのであった。 それにしても、ソ連戦車の持つ「格好悪さ」って「格好いい」なあ、と思う俺なのである。 |
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