SYU'S WORKSHOP
散財おもちゃ日記
(2002年5月)

ここに書かれている値段は、たまたま私がお店で買った値段であり、
標準定価でない場合があります。また、基本的には税別値段です。


2002年5月1日(水)
「THE DARK CRYSTAL JEN」
SIDESHOW TOY。

1982年の傑作ファンタジー映画「ダーク・クリスタル」の12インチフィギュアである。
これは主人公である「ジェン」のフィギュアである。
「ダーク・クリスタル」は何が凄いかといって、一切人間が登場しない「実写ファンタジー映画」である事であろう。出てくるのはみんな架空の生物たちで、それらは「マペット」やら「着ぐるみ」で再現されているのである。この映画ほど「完璧な架空世界」を見せてくれた「実写映画」は他にはないのである。
この主人公ジェンは、フトしたことから「光と闇の戦い」に巻き込まれてしまった妖精族の少年なのである。
フィギュア的にはちょっと前髪が短すぎる様な気がするが、ま、いっか。
「THE DARK CRYSTAL KIRA」
SIDESHOW TOY。上のヤツとセットで9,690円。

これはヒロインである「キーラ」のフィギュアである。
この映画の中で俺の大好きな名セリフがある。
高い悪者の塔のてっぺんから主人公ジェンを抱えて飛び降りるヒロインのキーラ。
あわや地上に激突という瞬間、キーラは今まで隠していた背中の羽根を広げて空に舞い上がるのである。
ジェン「き、君、翼があるのかっ!?」
キーラ「アラ、だって私、女の子ですもの」
これはファンタジー映画史上に残る名セリフであろうし、これによって「ダーク・クリスタル」は後世に残る名作となったと俺は断言するのであった。
なんて格好良いセリフじゃないか!

2002年5月11日(土)
「ポストペット ポストマン」
SONY CREATIVE PRODUCTS。450円。

キャラクター型メールソフト「ポストペット」に登場するらしい郵便配達ロボットの「ピンバッジ」である。
俺、ポストペットはやった事がないのだが、このロボットのデザインが気に入り、思わずの衝動買いなのである。
何が良いって、このロボット、「手がハサミ」になっている事である。やっぱロボットの手はハサミじゃなきゃ。
そして、「ピンバッジ」というのも俺、好きなのであった。

2002年5月17日(金)
「ガンバの冒険 ガンバ」
バンダイ。200円。

「ガシャポン」のフィギュアである。
1975年に作られた傑作テレビアニメーション「ガンバの冒険」に登場する主人公「ガンバ」である。
この制作からすでに27年も経つアニメーション、今日でも多くのファンを持ち、こうしてフィギュアも作られるほどの人気作品なのである。まことに素晴らしい。
「町ネズミ」であったガンバはフトした事から、7匹の仲間と共に、伝説の怪物「大イタチのノロイ」の待ちかまえる「ノロイ島」へと旅立つ事になるのである。小さな小さなネズミたちの、大冒険の始まりなのであった。
「ガンバの冒険 ヨイショ」
バンダイ。200円。

これは「港ネズミ」たちのボスである「ヨイショ」である。
「ガンバの仲間たち」の中では一番の力持ちであり、また、男気溢れる親分肌のネズミなのである。彼の右目の眼帯が彼の人生経験の多さも物語っているのである。
最初は渋っていた「ノロイ島」への冒険の旅を、ガンバの熱情に負け、参加する「良いヤツ」なのであった。
「ガンバの冒険 ガクシャ」
バンダイ。200円。

「ヨイショ」の昔からの相棒で、メンバーの「作戦参謀」を務める物知りネズミの「ガクシャ」である。
「吾輩が思うに・・・」が口癖で、ともすれば「猪突猛進」するメンバーの中で、唯一冷静に物事の状況判断が出来る頭脳派ネズミなのである。
が、自分の尻尾の「短小さ」にコンプレックスを持っている人間くさい、いや、ネズミくさいところも持っている愛すべきネズミなのであった。
「ガンバの冒険 ボーボ」
バンダイ。200円。

これは「ガンバ」の相棒「ボーボ」である。
何よりも食べる事が好きな一番ネズミらしいネズミなのである。
その、おっとりした性格は時にメンバーのお荷物となるのだが、要所要所では「ヨイショ」に勝る「馬鹿力」を見せ、メンバーの危機を救うのであった。
口癖は「腹減ったなあ・・・」。
「ガンバの冒険 イカサマ」
バンダイ。200円。

「ガンバの冒険」の魅力的なキャラクターの中で、俺が一番好きなのがこの「イカサマ」である。
とても格好良いキャラなのである。
名前の通り「賭け事」が大好きで、いつも二つの「黒いダイス」を持っている。
いつもクールでニヒルな第三者的な立場を保っており、「ガンバ」の「直情」を馬鹿にしているのだが、いざという時には一番役に立つ「切れ者」なのである。
この「ガンバの冒険」、メンバーの数も7人(匹)という事もあり、黒澤明の名作映画「七人の侍」のオマージュ的な要素もあるのだが、さしずめ、この「イカサマ」は「七人の侍」で言うところの、宮口精二演じる「久蔵」的なキャラなのである。
「ガンバの冒険 忠太&シジン」
バンダイ。200円。

物語の発端となったのが、一人「ノロイ島」を脱出し、「港ネズミ」たちに助けを求めた「島ネズミ」の「忠太」である。いつも背中にノロイ島への地図を挟んでいる泣き虫ネズミである。「ガンバの冒険」は彼の「成長物語」と見る事も出来る。「七人の侍」で言うところの「勝四郎」キャラである。
「シジン」はメンバーの中で一番の年長者で、酒好きの「酔いどれ医者」である。理想の「詩」を作ろうとしているのだが、いつもそれは中途半端に終わってしまう。が、冒険の旅が終わる時、彼の詩も完成するのであった。
今回の、この「ガシャポン」のフィギュア、造形もカラーリングも素晴らしい。あえて難を言えば「パーティングライン」が目立ちすぎる点ではあるが、「200円」という値段を思うと、それも許せる範疇なのであった。
「ガンバ」ファンにはお勧めです。



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