SYU'S WORKSHOP
散財おもちゃ日記
(2009年9月)

今回も押入の中から、
昔買ったおもちゃを引っ張り出して紹介するのである。

もはや購入時の値段が判らないモノも多いのだが、ご勘弁を。


????年?月?日(?)
「アイアン・ジャイアント(ULTIMATE IRON GIANT)」
TRENDMASTERS社。9,800円。

「ULTIMATE(究極の)」と冠するだけあって、「全長51センチ!」の巨大フィギュアである。
オレはこれより大きな「アイアン・ジャイアント」のおもちゃを見た事がない。
「アイアン・ジャイアント(2000)」は「ブラッド・バード」監督のワーナー・ブラザーズのアニメーション映画である。
「ブラッド・バードって誰?」と思う人もいるかも知れないが、その後「ピクサー(PIXAR)」で「Mr.インクレディブル(2004)」や「レミーのおいしいレストラン(2007)」と立て続けに面白いCGアニメ映画を作った人である。
本作はCGではなく(アイアン・ジャイアントはCGを利用しているが)、2次元アニメーションである。

俺はこのアニメが大好きだ。
が、残念な事に観ている人は少ないのである。
お話は単純明快。
1957年、世は「米ソ冷戦時代」である。
ある時、少年の所に宇宙から「巨大ロボット」が墜ちてくる。
やがて少年はそのロボットと「友達」になる。しかし、それは「地球侵略」を目的として送り込まれていた「超破壊兵器」だった・・・、と言うモノである。
白黒テレビから流れてくるB級怪奇SF映画。
ソ連の人工衛星スプートニク。
アメリカ初の原潜ノーチラス号等々・・・。
このアニメーションは「50年代のSF」を見事に再現している。

物語設定の「1957年」を意識し、そして監督「ブラッド・バード」の趣味で、アイアン・ジャイアントは「レトロ・チック」な「鉄の塊」、いかにも「昔のロボット・ロボット」しているのが、とても素晴らしい。
こおいう「鉄の塊」「リベットだらけ」「超巨大」なロボット、オレは昔から大好きなのだ。
その造形はどこか「宮崎駿チック」である。
「宮崎駿チック」と言う事は、それは「昔の『我が良き』東映動画チック」と言う事でもある。

さすが「51センチ」もある巨大フィギュア、そのディテールも素晴らしい。
眼孔の「瞼」は閉じた「シャッター状態」を再現、頭の後にあるスイッチで「開放状態(文楽人形の様に上下に移動する)」にも出来る。
「開放状態」になると、ちゃんと「ライトオン」もする。
「鉄人28号」の様な「無骨な顎」も、開けたり閉めたり動かせる。
この顔、やっぱ「昔の東映動画」だよなあ。

「アイアン・ジャイアント」で一番好きなのは、この「腰」である。
「華奢でメカメカした腰」である。
オレは昔から「ガンダム」の様な腰を、今ひとつ「信用していない」のだ。
ロボットにおける「腰」って重要だと思うのだが、日本アニメの「ロボットの腰」、みんな「適当」なのだ。
こんな「メカメカしい腰」を動きの中できちんと再現出来たのは、「一端CGで動きを作り、それを2次元アニメにする事」が可能になったからであろう。

本おもちゃの「でかい箱」には、人間側の主人公「ホーガース」のフィギュアも付いてくる。
この写真だと、とても小さく見えるかも知れないが・・・、
これ「3センチ!」もあるのだ!
「3センチ」、このフィギュアで「3センチ!」。

つー事は、いかに本体「アイアン・ジャイアント」が大きいフィギュアである事がお判りになるだろう。

これは「スクラップになった車」。

「アイアン・ジャイアント」が地球で隠れ住むのは、少年「ホーガース」の知り合い、青年「ディーン」が暮らす「廃車置き場」である。
彼はここで「アヴァンギャルドな鉄のオブジェ」を作り「若き芸術家」を目差している。

これはパッケージ裏の説明写真。

と言うワケで、「鉄屑置き場」に隠れ住むアイアン・ジャイアント、この「スクラップの車」を「チョコバー」の様にムシャムシャ喰うシーンがある。
「鉄を喰う」という設定も、大昔のアニメーションみたいだ。

これもパッケージ裏の説明写真。

他の鉄屑も、アイアン・ジャイアントが喰うと「胃の中」に溜まる仕組みになっている。

これはおもちゃならではの解釈である。

鉄屑アーティスト「ディーン」が創った「考える人」である。
今なら「現代アート」の人なのだろうが、「1957年」ではディーンは単に「変わり者」なのである。

「ホーガース」に教えられ、アイアン・ジャイアントも段々「考えるロボット」になっていく。
破壊兵器としての自分の存在意義を捨て、みんなを救うための「良いロボット」となるのだ。
「ボク、スーパーマン、ニ、ナル!」。

この「アイアン・ジャイアント」のでかいフィギュア、指が「基節骨」からそれぞれ動く様になっている。
これで付属のフィギュアを「しっかり掴む」事が出来るのだ。

さらに掌には「ボタン」があり、ここを押すと、

「劇中のセリフを喋っ」たり、「目が光っ」たり、「顎がモグモグ動い」たりするらしいのだが!

電池が切れてて何んも、動きませんでした・・・。

本おもちゃの箱に「3歳以上推奨」と書いてある。
しかし「51センチ」もある「1万円」の高価なおもちゃを3歳のガキに買い与えるなんて、いやあアメリカ、大したモンである。

※本稿をアップする前、一応確認でネット検索してみたら、昔、自分の「散財おもちゃ日記」で、すでに紹介していて吃驚した。
書き直すのも面倒くさいので、申し訳ない、このままアップしちゃいます。




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