SYU'S WORKSHOP
ESSAY VOL.140
「ブラックサンダー 黒い雷神」
について

(2012年7月14日)


これを見て下さい。
「ブラックサンダー 黒い雷神」と「モーニングサンダー」であります。



お判りの様に、これはクランチを包んだチョコバーです。

「クランチ」とは穀物等が混ぜられていたり、固められていたりして、噛んだ時の「カリカリ、ポリポリ」する砕ける食感を楽しむ洋菓子の総称であります。

日本で言うなら「雷おこし」かな?



「ブラックサンダー 黒い雷神」は中には「ココアクッキー」が、
「モーニングサンダー」は中には「ピーナッツ」が入っています。





「ブラックサンダー 黒い雷神」のパッケージには、「若い女性に大ヒット中!」「おいしさイナズマ級!」の二つのコピーが「自慢げ」に書かれています。
何だ「おいしさイナズマ級」って。
キガデインか、っつーの。

「モーニングサンダー」のパッケージには、「YOU、食べチャイな」のコピーと「プチプロテイン&ピーナッツin満足系チョコバー」の商品説明が「挑戦的」に書かれています。
何だ「YOU、食べチャイな」って。
ジャニーズか、っつーの。


「ブラックサンダー」と聞くと、私はジョン・フランケンハイマー監督の「ブラック・サンデー(1977)」と、ジョン・バダム監督の「ブルーサンダー(1983)」を思い出します。
どちらもアメリカの大都市で起こる「テロ」を描いた作品で、良く出来た脚本の、私の好きな昔のアクション映画であります。

前者は「トマス・ハリス(羊たちの沈黙)」の初期の最高作を原作に「飛行船」が、後者はテロリスト鎮圧のため特殊な「攻撃ヘリコプター」が登場します。
二作品とも「航空機」が物語のキーとなるのも、一緒なのであります。

えーっと。
話を・・・元に戻します、と。



この商品、発売開始は90年代と古く、たびたびニューリアルを繰り返し、パッケージのコピー通り「若い女性に大ヒット中!」となったのは近年の事だと言います。

さらに驚くのは、これ、



「おかしのまちおか」で一本、税込み「28円」なのです。
(コンビニでは税込み32円ぐらい)
製造は「有楽製菓株式会社」。

私が美味しいと思ったのは「モーニングサンダー」の方かな。




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