私の名前は「SYU」ですから、遙か大昔、私がまだ幼かった頃、私は親戚のおじさんたちに「しゅうぼう」「しゅうぼう」と呼ばれていました。 もちろん、この「ぼう」は「坊や・坊主」の意味であります。 「長男坊」やら「次男坊」と同様の意味だと思いますが、何故か「末っ子坊」とは言わないのが不思議なのであります。 他にも「○○坊」には、「きかん坊」「怒りん坊」「暴れん坊」等があります。 これは幼児特有の、「幼児みたいな我が儘で、自分の気に入らない事があれば感情を爆発させる大人」、を形容した言葉なのでありましょう。 反対の「甘えん坊」も「幼児特性」を示す言葉だと思います。 でも、「けちん坊」ってのは、何の特性なのかしらん? これも自分勝手でケチな「我が儘特性」なのかな。 しかし、何故か同様の「幼児特性」でも「泣きん坊」とは言わず、この場合は「泣き虫」と「虫」が付くのでした。 「○○虫」で次に思いつくのは「弱虫」でありましょう。 また「いじけ虫」もあります。 「エヘン虫」って言い方もありますが、これは近年の「TVCM」から生まれた言葉でしょう。 この場合の「虫」も、「疳の虫(が騒ぐ)」から判るように「幼児特性」を意味しているのでしょう。 また、「虫が好かない」から幼児とは関係なくとも、人が持つ「性質・性格」も意味しているのでしょう。 「泣き虫」「弱虫」にも、そのニュアンスを感じます。 昔の民間信仰「庚申講(こうしんこう)」では、人間の体内には「三戸(さんし)の虫」という「虫」がいて、その人が行った「悪事」を一年中監視していると言われています。 この「虫」は体内に居る、自分の意志とは関係のない小さな生き物なのでした。「ウィルス」みたいなモノか。 いや、「生き物」ではなく、どちらかと言えば「超自我・イド」に近いモノなのかも知れません。 考え得るに。 一番最悪なのは「弱虫」の「怒りん坊」ですが、これ、意外と周囲に多くいたりするのであります。 「泣き虫」の「甘えん坊」も結構、対処に困るかな。 それにしても、です。 「強がり」の「がり」って、何だ? |
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