SYU'S WORKSHOP
ESSAY VOL.143
「焦げたチーズが美味しい」
について

(2012年10月14日)


数年前、「グリコ」から「チーザ」が出た時、私は吃驚したのですね。



何故、吃驚したかと言うと、ずっと「何で誰も『焦げたチーズの旨さ』に気づかないんだろう」「そんな商品を出さないんだろう」って長い事、思っていたからなのでした。

例えば。

自分チで「ハンバーグ」を作ってたとします。
フライパンで両面を丁寧に焼き、最後に上に「溶ろけるチーズ」を乗せたりします。

フライパンに「蓋」を被せ、弱火もしくは余熱で、あなたは「チーズ乗せハンバーグ」が出来るのを待ちます。

そして出来上がり。
美味しい「チーズ乗せハンバーグ」が完成します。
しかし、その「チーズ乗せハンバーグ」よりもー。

そのハンバーグの周囲に垂れ落ち、フライパンで「焦がされたチーズ」が、実は「必要以上」に「とっても上手い!!」と私は思うのでありました。


経験した事が無い方は、一度お薦めします。
そう言えば宅配ピザでも、周りの「焦げたチーズ」が旨いしなあ。

「チーザ」が出た時に、その旨さが再現されていて、私はとても狂喜したのでした。



で、です。

先日、近くのスーパーに行ってみたら、こんなのが売っていたのです。
「森永製菓」の「とろけるチーズブリュレ」であります。



「ブリュレ」とは「表面を焦がした洋菓子」で、「クレームブリュレ」というのが有名ですが、これは簡単に言うと「上に乗ったカラメルを焦がしたプリン」であります。

上記の商品は、そのチーズ版で、冒頭で書いた様に「焦がしたチーズ」が不味いワキャ無いのです。

で、さっそく2箱、購入してみました。



外の紙箱を開けると、中にはプラ包装紙にくるまれた「10個のチーズブリュレ」が入っていました。

食感は「表面を焦がしたチーズケーキ」みたいで、「表面さくっ」「中はクリーミー」、昔の藤子不二雄の漫画風に言うとー、



「ン、まぁ〜いッ!!」なのでした。

「準チョコレート」とパッケージにも書かれている様に、中身は純粋なチーズではなく「チーズのショコラ」でした。

また、「原材料に含まれるアレルギー物質『乳・大豆』」と書かれていますので、この手にアレルギーがある方は注意した方が良いかも知れません。

でも。
「ン、まぁ〜いッ!!」




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