SYU'S WORKSHOP
ESSAY VOL.44
「雪上車に乗って温泉に行こう」
について

(2003年3月7日)


先日、新潟県の妙高高原にある「燕温泉」という所へ、友人8名で行ってまいりました。


「燕温泉」は、「妙高山」と「神奈山」の山間の小さな温泉で、標高1,100メートルの場所にあります。
「岩ツバメ」の群生地である事から「燕温泉」と名付けられたのだそうです。
また、近くには「燕温泉スキー場」があり、5月のゴールデンウィークあたりまで春スキーが楽しめる保養地でもあります。

泉質は「含土類石膏泉」と呼ばれるモノで、その白濁したお湯は、「リウマチ」「神経痛」「創傷」「婦人病」などに効くそうです。
(ちなみに、温泉の効能って、別に病気治療のために行っているワケでもないのに、何故かとても気になり、それが書かれている看板などをじっくりと読んでしまうモノですよね)。

さて、今回の温泉旅行、その目的は各自いろいろとあったのですが、私の目的はズバリ、「雪上車に乗る」という事なのでありました。

スキーが趣味の人などは、この「雪上車に乗る」という経験は決して珍しい事ではなく、宿泊するロッジやらホテルやらの輸送手段として頻繁に使われているみたいですが、私の様に生まれてから一度しかスキーをした事がなく(その際、崖から飛び出して死にそうな目にあった・・・)、またもう二度とスキーをする事もないだろうという人にとって、「雪上車搭乗」はとても興味深く、一度は経験しておきたい「憧れ」であったのです。

「燕温泉」の近くまでは、夏場はもちろん冬場でも車で行けるのですが(JR信越本線の妙高高原駅からバスやタクシーも出ているみたいです)、そこの駐車場から先、少し坂道を登った所に温泉宿の集落があり、宿泊する宿によっては冬季中、その駐車場から宿屋の前までの短い区間「雪上車での送迎」を行っているのでした。

私らが泊まった「ホテル岩戸屋」も、その送迎サービスをやっており、今回それを利用したのでありました。



駐車場から燕温泉方向を望む。


迎えにやって来た雪上車。
オレンジ色のボディが、私の雪上車のイメージ通りで感激する。



前部起動輪で転輪は四つ。
残念な事に「超信地旋回」は出来ない。
(後で調べてみると、どうやら出来るらしい)



運転は二本のレバー操作で行い、時速は30キロほど。
勿論、ディーゼル・エンジンである。


大原鉄工所製。
型番は「SM30DN」。

同種の車輌が南極観測基地でも使用されているという。
新潟県長岡市に本社のある「大原鉄工所」は、
日本で初めて雪上車を作り、
その量産化に成功した老舗メーカーである。



雪上車と宿泊先のホテル岩戸屋。


ホテルの部屋からはスキー場へ向かうリフトが間近に見えた。
もちろん、スキーは一切しなかった。



雪上車で迎えに来る宿だけあって、夕食には甘エビと戦車が出た。
(うそ)



距離にして数百メートル。
時間にして数分の短い間でしたが、今回の旅行で、雪上の履帯(キャタピラ)走行を満喫した私なのであります。

ちょっと調べてみますと、この様な「冬場の雪上車送迎」を行っている温泉宿は、日本各地に何軒かあるみたいです。


「雪上車ファン」や「履帯ファン」はもちろん、「ペギラ好き」や「AFV好き」の方はぜひ一度、雪上車で行く温泉旅行、計画してみてはいかがでしょうか?

楽しいです。



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