SYU'S WORKSHOP
ESSAY VOL.91
「小学生の頃の絵」
について

(2008年2月2日)


ちょっと資料を整理していたら、大昔、私が小学生の時、しかも小学校に入った直後1年生の時に描いた絵が出て来たのであります。

拙い絵で、今日日の小学1年生はもっと上手でしょうけども、それでも私は大変感激したのであります。

そんなワケで、別に見たくもないと思いますが、その絵をネット上に残す事にしたのでした。
興味のある方はご覧になって下さい。

これです。




鉛筆で描かれたロボットの絵です。

入ったばかりの小学校で初めて描かされた絵。
その絵を担任の「津田先生」は大事にとっておいて下さり、私が小学校を卒業する時に、記念として手渡してくれたのでした。
とても良い先生でした。

山の向こうから「巨大なロボット」が身を乗り出しています。
両腕が「団子状」になっているのは、その当時の流行であります。
腕の先端は私の好きな「ハサミ」。
右手のハサミからは攻撃用の「機関砲」が飛び出しています。
機関砲が「熱放出用穴開きバレルジャケット」で覆われている事に、我ながら感心します。
そして、大胆不敵なロボットの微笑みが不気味。

そのロボットに攻撃をしかける自衛軍のジェット機が二機。
昔の戦闘機「F104」みたいな形です。
哀れロボットの耳から熱線を浴びています。
満月が出ている事から、これは夜の大攻防戦である事が判ります。

手前には海を進む自衛軍の偵察艇。
船体に「PB」と書かれているのは「パトロール・ボート」の略でしょうか。
大きなレーダーが四方を探索、ブリッジでは艦長が双眼鏡で前方を目視確認しています。

その偵察艇は、後方から襲いかかろうとしている敵の「円盤」にまだ気がついていない様子。
円盤の周囲には怖ろしい様々な破壊兵器。
それぞれ「炎」や「電撃」や「泡」や「殺人光線」を周囲に撒き散らかしています。




絵の裏には私の「ろぼっとの せんそうのえ」というタイトルが書かれています。
そこに担任「津田先生」の「おもしろい え が かけましたね。こんどは いろ も ぬりましょう」とコメントが書かれています。

巨大ロボット。
団子状の腕。
手はハサミ。
殺人光線、熱線砲。
地球の存亡をかけた大攻防戦。
SF。

あれから何十年も経ったけれど・・・。
私の好きな事はこの当時となんら変わらないのであります。


三つ子の魂百までも。




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