SYU'S WORKSHOP
ESSAY VOL.92
「超々々々々簡単極私論的
2008年静岡ホビーショー報告」
について

(2008年5月24日)


本レポートは「超々々々々簡単」、しかも「極私論的」なモノですから、ちゃんとした「第47回静岡ホビーショー報告」を読みたい方は、ネット上で多くの方々がアップされている「詳細で真面目なレポート」をご覧になる事を「真摯に」お勧めいたします。


今年も、2008年の5月17日(土)18日(日)開催された「第47回静岡ホビーショー」に行って来ました。
その中の「第19回モデラーズクラブ合同作品展」に参加するためであります。

今回も「宮崎メカ模型クラブ」さんに作品を置かせていただける事になったのです。
毎年ありがたい事です。

とは言え、私の都合が悪く、18日(日)のみの参加となりました。
合わせて車移動ではなく、朝一の新幹線で静岡に向かう事になったのでした。




俺が乗った7時3分東京発の新幹線「ひかり361号」。
楽しいイベントを前に心躍るばかりである。
と、本来は書くべきところであるが、
単に眠いだけである。


これが乗った「ひかり361号」。
いわゆる「700系」と言うヤツらしい。

まるで空を飛びそうな、地に潜りそうなデザインである。
大昔のSFテレビ番組「ウルトラQ」では、
「人工生命M1号」あたりが乗っていそうな車両である。


「静岡駅」には8時6分に到着した。
免許も車も持っていない俺は、
毎年友人の車で連れて来て貰っていたのだが、
結構、新幹線移動も便利である。

静岡駅から会場の「ツインメッセ静岡」まで歩いてみる。

時間にして「30分弱」ほどかかったのだが、
当日は天気も良く暑くもなく、楽々歩いて行けたのであった。



五回目の参加になる静岡ホビーショー。

会場に到着して吃驚した事がある。
「歓迎立看」がいつもよりも、広場かなり手前に置かれていたのだ。
それは看板とここの階段の位置関係でも明かである。


それもそのはず、


今年はいつもの定番自衛隊車輌に加え、


この大きな「89式装甲戦闘車」が、
初展示されているのであった。



これは厳密に言えば「戦車」ではないのだが、
それでも「履帯(キャタピラ)車輌」の迫力は圧巻である。
この勢いで来年には
「爆撃機」やら「軍艦」を持って来て欲しいモノである。



さて「第19回モデラーズクラブ合同展」である。
今年は過去最大の「155サークル」が参加したと言う。

2000年の参加サークルは「90」であったと言うから、
この計算で行けば3000年の静岡ホビーショーでは
「18104サークル」ぐらいになるに違いない。
想像するだに怖ろしい事である。

俺が参加する「宮崎メカ模型クラブ」の場所はここである。


相変わらず混雑していてありがたい事である。
が、一昨年昨年に比べ、会場全体の客数が少し減った様な気もする。

ゆっくり自慢の模型を見てもらいたい参加サークルにとっては、
これは喜ばしい事でもあろう。


そんな事より昼飯だ。
今年はいつもの車移動ではないので、「鰻」は食いに行かない。

会場近くの「CoCo壱番屋」で
「手仕込みとんかつカレー 880円」を食う。
俺はここのカツカレーが大好きなのである。
とは言え、
時流か「ちょっとカツが痩せた」ような気がするなあ。


会場内では今日日当然「しぞーか おでん」などの屋台も出ているのだが、
「自衛隊関連」の土産物屋もいくつか出展している。
結構な事である。


とは言え、
「空自」の「インパルスのお面」が「700円」とは、
ちょっと「ボリ過ぎ」ではあるまいか。


今年の「静岡ホビーショー」は
「国産プラモデル誕生50周年」にもあたると言う。
タミヤの有名な「田宮俊作」社長は、
今回後進にその道を譲り「会長」へ勇退する事になったと言う。

こうして時代はゆるやかに、そして確実に変わっていくモノなのだ。


今年も地元高校の「吹奏楽部」によるミニ・コンサートが開催された。

俺が初めて彼女たちの演奏を見たのは、
4年前の「2004年」の事。
当時高校3年生であった人はすでに短大も卒業、結婚し、
子供の一人二人いるのかも知れない。
いや、すでに離婚を経験している人もいるかも知れない。
子供を連れ舞い戻ってきた実家の年老いた両親は
「いいかげんにおし!」などと日々苦言を呈しつつも、
娘と孫を愛おしく思っているのかも知れない。
たまに孫を連れ地元の商店街を歩きつつ、
「今日は桜エビの天ぷらでも買おっか?」
などと言ってるのかも知れない。

などと勝手な妄想もいい加減にしてもらいたいモノである。


ホビーショー最終日の日曜日は「午後4時閉館」である。
時間がかかった初日のブース設置も、
最後は驚くほど「あっ」という間に終わるのである。

俺はこの場面を見る度に、
押井守の傑作アニメ「ビューティフル・ドリーマー(1984)」で
「チビ」が急転直下状況収拾の際に叫ぶ
「て、撤退だぁー!」のシーンを思い出すのである。


帰りはクラブ会員の方に
ツインメッセ会場から静岡駅まで車で送っていただいた。

新幹線に乗る前、
一緒に来た友人と、同じ新幹線で帰るクラブ会員を「無理矢理」誘い、
北口近くにある「そば処 鐘庵」へ行く。
ここで「桜エビのかき揚げ」と「黒はんぺんのフライ」を食う。
俺はこの二つが食いたくて、
今回の静岡行きを決意したと言っても過言ではない。
無論、
「ジョッキ生」を注文する事も忘れてはいない。


当然、帰りの新幹線でもビールを飲む事は忘れなかった。


今年の土産は、この老舗「田丸屋のわさび漬」と、


このパイ菓子「浜名湖 うな重」である。

うなぎパイと言えば「春華堂」のヤツが有名であるが、
これは「観月製菓」のヤツである。


箱の中にギッシリ詰まったうなぎパイをひとつ食う度に、
今回の「モデラーズ合同作品展」で巡り会った
素晴らしい作品の数々を思い出し、
「ああ、今年のホビーショーも面白かったなあ」
と深くしみじみ感慨に耽るのであった。

自分のサークルの、
ちゃんとした写真を撮っていない事に気付くのは、
しばらく経ってからである。


おしまい。


今年私が持って行ったのは、2年前にも一度持っていった「巨神兵オーマ」のみ。
それを少し手直しての参加となりました。

当日の天候は穏やかな晴天で、毎年突然見舞われる大雨も、夏日の様な暑さもなく、とても心地良く過ごす事が出来ました。

帰りは18時36分発東京行きの新幹線に乗り、21時過ぎには無事帰宅したのでした。

こうしてまた、私にとっての「年に一度の学園祭」は終わったのであります。


お世話になった多くの皆様に大変感謝いたします。




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