SYU'S WORKSHOP
ラムダの操縦席製作記
(中編)
(2/4)




「サブ・コンソール」に並ぶ「小型ディスプレイ」用の
「フレーム(窓枠)」をプラ板で作りました。
一つの「サブ・コンソール」に「小型ディスプレイ」が6箇所。
それが「座席の左右」にありますから、
結局「フレーム」は「12個」も必要になります。
12個も同じヤツをプラ板から切り抜く根気も技術も私にはありませんので、



プラ板で作った一個をシリコンで型取り、
キャストを流し込んで「複製」を取る事にしました。
「フレーム」だけ型取りするのも寂しい(勿体ない)ので、
前に作った「計器類」も合わせて複製する事にしました。



複製取りもなかなか虚しい、いやいや大変な作業です。

シリコン型にキャストを流し込み、
それが固まるまで待ち、
固まったキャストをシリコン型から取り出し、
再びキャストをシリコン型に入れ・・・。
これを「12回(予備を入れて15回やりましたが)」
繰り返さなければならないのです。

「ひょっとしたらプラ板から12個のフレームを
一個一個切り出した方が早かったのでは?」
などといった想いも脳裏を横切りますが、
それでは「全く同じ形」を作る事は不可能であったと思います。



複製した「小型ディスプレイ」用の「フレーム」です。
これを整形した後、



「サブ・コンソール」に接着しました。
苦労した甲斐があり、なかなか良い感じです。
(と自分で思う事がフルスクラッチでは大切なのです)



内部のムギ球を光らせてみました。
後に、この「小型ディスプレイ」には内側から
「透明プラ板」を少々曇らせて貼り付ける予定です。
まあ、
この方法で全部のディスプレイが「均等」に
発光するとも思えないのですが、
ディスプレイ内部が「真っ暗」よりはマシなのであります。



これは「メイン・コンソール」内部の電飾ユニット。
ここに「ムギ球」を挟み込み固定しようとしています。



「メイン・コンソール」にある「メイン・ディスプレイ」の発光は
ムギ球ではなく「豆電球」を使用する事にしました。
単純に「大型ディスプレイ」には光量が必要だと思ったからです。
さて、その豆電球の内部での固定方法なのですが、



ちょうど良い感じに「12,7ミリのプラパイプ」に
豆電球の金属部品がちょうど填る事が分かりました。
豆電球のプラスチック部分を取り外し、
金属部品(もちろんリード線付き)をプラパイプに移植しました。
そのプラパイプを「メイン・コンソール」の裏蓋に接着して、



「メイン・コンソール」の「電飾ユニット」の完成です。

先ほどから格好良く「電飾ユニット」と呼んでいますが、
単純に言えば「電球を固定する仕組み」なのであります。



今回、全てのコンソール内部に電球を入れる事にしましたので、
いざという時の事を考えておかなければなりません。
つまりは、電球が切れた時の事です。

と言うワケで、
それぞれのコンソールの「裏蓋」は「取り外し可能」としました。
「極小ネジ」で裏蓋を止めるのです。
(また、全ての塗装が終わった後に、内側からディスプレイに
透明プラ板を貼り付けたいという理由もありました)



プラ板の厚みと内部骨格の5ミリ角材の太さから
「4ミリから5ミリ程度の長さを持つネジ」が必要となりました。

しかし、これが驚いた事に
近くの「金物屋」や「DIYショップ」には売っていないのでした。
一般的に「一番小さいネジ」と言うのは
「長さ10ミリから」となっている様なのです。

結局「東急ハンズ」まで探しに行き、
見つけて購入したのがこの「極小ネジ」なのでした。



つづきます。


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