SYU'S WORKSHOP
ラムダの操縦席製作記
(後編A)
(2/4)
「ラダー・ペダル」を作っていきます。
強度を考慮し、
「1ミリのプラ板」を3枚「積層」して「3ミリ厚」とします。
結果、同じ形状のパーツを3枚切り出さなければならず、
これもちょっと面倒なのでありました。
最初から「3ミリのプラ板」を使用しない理由は
(3ミリ厚のプラ板ってあるのかな?)、
同じ「3ミリ」でも「積層した方が強度が出る」
からなのであります。
通常、接合部は単にプラ板同士を接着するだけなのですが、
ここも強度を考えて、中に「1ミリの真鍮線」を仕込みました。
この「ラダー・ペダル」に「強度」を求めるのは、
「小山田マキ」の(もちろん使用する1/6ドールの)
両足のテンションが実際にかかる部分だからなのです。
出来上がった「ラダー・ペダル」です。
これも何だか複雑な形状をしていて、
実に困ったモノでした。
「メイン・コンソール」の側面から
「2ミリの真鍮線」で「ラダー・ペダル」を取り付けました。
このままだと「単にプラ板から2ミリの真鍮線が出ているだけ」
に見えてしまいますが、
そこにディテール・アップ用の「丸ノズル」を加える事により、
「何となくそれっぽく見える」のは実に不思議な事です。
こうして、「フルスクラッチ」とは
「何となくそれっぽく見える」事で成り立っているのが
分かるのであります。
これは「メイン・コンソール」に付く操作盤の裏側です。
中に「三菱レイヨン」の「1ミリの光ファイバー」を
仕込んでみました。
効果が出るのか出ないのか、
今のところまったく判らないのですが、
まあ、今後のテストも兼ねているのであります。
これは左の「サブ・コンソール」に付く
「緊急時座席射出用レバー」と、そのユニットです。
これも形状把握に苦労したパーツで、
未だに「こおいうカタチで良いのだろうか?」と
悩んでいる部分なのであります。
そうこうしつつ、
今回の「ラムダの操縦席」のフルスクラッチで、
私が「2番目に作りたくなかった部分」を作っていく事にします。
(ちなみに、1番目にはまだ手を付けていません)
それは「メイン・コンソール」上部に付く
「オーバーヘッド・パネル」です。
例によって適当な厚紙で形を決めていきます。
そして、プラ板を決めた形に沿って切り出していきます。
またまたまた「垂直と水平」に拘って
組み立てていきました。
つづきます。
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