SYU'S WORKSHOP
巨神兵オーマ製作記
(前編)

(4/6)




「銅線」で作った指の「関節部分」にマジックで印を付け、
そこを折り曲げて「手の表情」を作っていきます。



これもフィギュア作りに慣れている方なら、
こんな「七面倒くさい」事はせず作るのだろうと思います。
(大きなサイズを作られるDOLL作家たちは、
この方法を取られているみたいですが)

私が常々思っているのは、
フィギュアの「手足」を作るのが上手い人は
(特に、その表情を作るのが上手い人は)、
「本当に造型の上手い人だ」という事なのであります。



関節部分に「瞬間接着剤」を点付けします。
これが「関節位置のガイド」となります。



さらに「エポキシ・パテ」を盛り付けていきます。

今回「手足」は全て「エポキシ・パテ」の造型にします。
それは「強度」を考えての事なのでした。



これは「中手骨」の「関節突起」を再現するモノです。



「足部分」です。
これも先端の「爪」を作った後、
次の段階で「肉」の部分を作っていきました。



こうして「爪」と「肉」の部分の境界が
キッチリと分かれたモノが出来ました。



それにしてもいったい私は完成までに何回
「盛り付け」「乾燥」「整形」を繰り返せば良いのでしょうか。

這えば立て 立てば歩めの 親心。

こんな事なら市販フィギュアのパーツを流用加工すべきでした、
と思った時にはもう遅いのであります。



爪先は5本が皆「地面に接地する」様に
慎重にすり合わせしていきました。

AFV模型の世界でもそうですが、
戦車の「履帯」も
ソフトスキン車輌の「車輪」も、
全部がちゃんと「接地していない」と、これ、
みっともない事になるのであります。



つづきます。

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