SYU'S WORKSHOP
巨神兵オーマ製作記
(前編)

(5/6)




巨神兵の「牙」を作っていきます。



巨神兵の「上顎前牙」は「基本8本」であります。

これが漫画の中では物語が進むにつれ、
段々と抜け落ちていくのです。

「早すぎた出生」ゆえ「成体と同時に朽ち果てていく」という
「風の谷のナウシカ」の「巨神兵オーマ」の設定は、
「哀しいモンスター好き」の私の琴線に
いつも触れるのであります。



「頭内部」に「エポキシ・パテ(木工用)」を盛り付けます。
これが「歯肉部分」となります。



そこに「牙」の銅線を差し込んでいきました。

もちろん「歯肉」のパテが硬化した後、
隙間等は修正していきました。



この「牙」は無論、
人類への「審判」を託された畏怖すべき「神の獣」としての
「巨神兵」の意匠であります。

またSF的に考えると
「口蓋」より発射される超高出力「プロトンビーム」の
「冷却搭」なのであります(多分)。

さらに仏教用語では
口から出される言葉を「口業(くごう)」と呼び、
「善悪の結果を招く行為」と説くそうですが、
あの「巨神兵」の放つ「プロトンビーム」は
この「口業」であった事が判るのであります(多分)。



また「胴体」に「頭部」を乗せてみました。



「やっぱり牙が付くと巨神兵は格好良いなあ」
などと何度も挫けそうになる自分を励ましつつ、
「フルスクラッチ」を続けていきます。



ちなみに、
この胸部から飛び出している「針金」は、



「両腕」の芯となる「アルミ棒」を固定するためのモノなのであります。



つづきます。

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