SYU'S WORKSHOP
巨神兵オーマ製作記
(前編)
(6/6)
「眼孔」を「リューター」で刳り抜きました。
この様に石粉粘土「プルミエ」は「リューター」も使えるのです。
ここに透明レジンで作った「眼球」を後で填め込みます。
もちろん「眼球」はムギ球で発光する様にします。
続いて「下顎」を作っていきます。
「頭部」を被せ何回も様子を見つつ、
「下顎の形状」を出していきました。
何一つ決まっている事はなく、
その全てが「試行錯誤」「現場すり合わせ」なのであります。
「下顎」を作ってみると口を開閉したくなってしまいました。
うーん、困ったモノです。
こうして「フルスクラッチ」とは、
製作が進めば進むほど余計な作業が「累計的」に増えていき、
まるで「アキレウスと亀」の「ゼノンのパラドックス」の様に
永遠に完成には至らないモノなのであります・・・。
などと言いつつ、
「下顎」に「1,3ミリの真鍮パイプ(内径1,13ミリ)」を埋め込み、
そこに「1ミリの真鍮棒」を通す事で
「口が開閉する」仕組みとしました。
「下顎」にも「牙」を付けていきました。
「下顎」は「頸椎」に固定する予定ですので、
可動するのは上の「頭側」という事になります。
それもまた「巨神兵らしい」と思うのです。
口が可動出来る様になると、
今度は口腔内に「プロトンビーム」の射出器である
「粒子加速砲」が欲しくなってきました・・・。
こうして「フルスクラッチ」とは、
(以下略)
さてさてさて。
製作途中パーツを仮組みし全体の様子を見てみました。
今後はそれぞれをさらに
修正・再造型・作り込み等を繰り返し、
そしてようやく
表面ディテールを加えていく予定なのであります。
ちなみに。
この「腰を前に突き出し」「胸をそっくり返した」
「逆S字の立ち姿」は所謂
「JOJO立ち」
と言われるポーズなのであります。
なんて事も最後に言いつつ、
次回「巨神兵オーマ製作記(中編)」に続きます。
今回も長い製作記を最後まで読んで下さいまして、
本当にありがとうございました。
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