SYU'S WORKSHOP
巨神兵オーマ製作記
(中編)
(3/7)
「体表ディテール」には
「タミヤ」の「速硬化タイプ」の「エポキシ・パテ」を使います。
これで「石粉粘土」の上に「表皮」を作っていくのです。
「巨神兵オーマ」の「体表」は
大きく三つの要素で構成されています。
すなわち、
1)「筋肉束」の部分。
2)そこに点在する「腫瘍(筋肉芽かな?)」の部分。
3)それ全体を覆う「血管網」、
の三つです。
まず最初にあらかじめ
「大中小極小」の「腫瘍チップ」を作っておきます。
これも「エポキシ・パテ」で作ります。
「鏡」の上で作っているのは「底を平坦」にするためです。
硬化させ完成した「腫瘍チップ」は、
小さな「タッパー」に入れてまとめておきます。
「表皮」を作っていきます。
まず、貼り付ける「素体」の部分に
「シンナー(Mr.カラーうすめ液)」を塗ります。
これは「エポパテ」の食い付きを良くするためです。
その部分に「エポパテ」を貼り、
余分な部分は「スパチュラ(へら)」で切り取っていきました。
(この余剰分はみな追加の腫瘍チップに加工します)
こうして作った「エポパテの表皮」に、
「腫瘍チップ」を埋め込んでいきます。
そうしてから、「筋肉束モールド」の「スジ」を
「スパチュラ」で入れていくのですが・・・、
失敗しました。
「エポパテ」の硬化が思いのほか早く、
思い通りの「スジ」が彫れなかったのです。
「エポパテ」を練り「1時間」放置してから、
「素体」に貼り付け「チップ」を埋め込み、
さらに「1時間」経ってから「スジ彫り」したのですが、
その最後の「1時間」が余計だったのです。
剥がします。
爪では剥がせないほど強力に貼り付いており、
「石粉粘土へのエポパテの接着力」が
強い事が(幸いな事に)確認できました。
ま、「エポキシ・パテ」は結局、
「エポキシ接着剤」と同じですから当然ですね。
新たに作り直します。
今度は思い通りの「スジ」が彫れて成功しました。
「エポパテ」を練って「1時間」放置し、
「素体」に貼り付け、
そのまま「腫瘍チップ」を埋め込み、
続けて「スジ彫り」するという「時間配分」が良い事が判りました。
練ってから「1時間」置くのは、
直後だと「ベタつき」が激しく、作業がやりにくいからです。
今回のこの時間配分は
「季節」や「室内温度」によって違ってくると思います。
(私が作業したのは、秋・冬・春でした)
つづきます。
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