SYU'S WORKSHOP
巨神兵オーマ製作記
(中編)

(7/7)




こうして段々と、
しかし怖ろしいほど「遅々」として、
「石粉粘土の素体」が「エポパテの体表」に
覆われていきました。



今回のこの作り方を私は
「エポパテ立体パッチワーク製法」と名付けたいと思います。

誰も真似しないでしょうけど。



さて。
「巨神兵オーマ」は、
その肩に「4本の突起物」を生やしています。

これは「オーマ」が興奮したり攻撃的になった時に、
発光し伸びたりするのです。
これは「芋虫」が敵を威嚇する際に出す「臭角」の様に、
「オーマ」の「攻撃角」もしくは「戦闘角」なのかも知れません。

合わせ、
「オーマ」が「プロトンビーム」を放つ時にも
同様に発光・成長しますので、
「放熱搭」の意味合いも持っているのかも知れません。

さらに、
「オーマ」が飛行する際には、
突起物の数を増やし周囲にその先端を盛大に伸ばして、
体全体を光で覆うための「特殊器官」となります。
周りの空間を「ねじ曲げ」て「オーマ」は高速飛行するのです。
(滅亡の書にある巨神兵の光臨)

その「4本突起」も作っていきます。



実際の作業は、この先になるのですが、
まず2本の「突起物」の取り付け位置を決め、
そこを彫り込んでおきました。



ところで、
「腕」の取り付け方にも変更を加えました。

胴体に「肩部分」を作り穴を開け、
そこに「腕の芯」を差し込む事にしたのです。

二つ前にある製作写真の、
「両腕をつないでいたアルミ棒の芯」を
「腕」から「1,5センチ」ほど残して切断しました。



何事も最初の計画通りには進まず・・・。
でも、



これで、「両腕」のディテール作りが楽になりました。



胴体と合わせてみると
「二の腕」のボリュームが足りない事が判ったので、



「セメダイン」の「木工パテ」を追加で盛り上げました。



何故ここだけ「木工パテ」を使ったのかというと
(表皮はまたエポパテで作るのですが)、
「石粉粘土」で追加盛り上げするには時間が惜しく
(乾燥に時間がかかる)、
「エポパテ」で盛り上げては、
「エポパテが勿体ない」と思ったからなのであります
(エポパテは高い)。



さてさてさて。
「腕」のディテールアップも続きます。

複雑怪奇に絡み合う「筋肉束」。
あっちを足せばこっちが足りず、
前から見ると格好良くても、
横から見ると今一だったり、
やがて肩凝り目はかすみ、
気が付きゃ「エポパテ」足りなくなって、
地元より「30円」安く売ってた「エポパテ」4つ買いに、
結局、往復電車賃「320円」かかったり、
もう何がなんだか。

と言うワケで・・・。

今回はここまでとさせていただきます。

次回、
風雲急を告げる「巨神兵オーマ製作記(後編)」、
「フィギュア作りはもう懲り懲りだぁの巻」
へと続くのであります。



またまた長い製作記を最後まで読んで下さいまして、
本当にありがとうございました。



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