SYU'S WORKSHOP
巨神兵オーマ製作記
(後編)

(2/7)




「オーマ体表」の「血管」を作っていきます。

作業途中の全身の前後を撮影、それをプリントアウトした紙に
赤マジックで「血管レイアウト」を描いていきました。
前もって計画を立てるためです。



これは「胸内」から外に伸びた電源用の「リード線」です。

「0,56ミリ」という極細のヤツを使い、
「LEDの+−」が判りやすい様に「黒線と赤線」を使いました。
右側が「肩の4本突起」用、左側が「頭部」用です。

当初はこのままの状態で、
「これが巨神兵の『アンビリカル・ケーブル』だ!」などと
嘯こうと思っていたのですが、



それも「みっともない」と思い直し、
体表に「沿い這わせ」て「瞬間」で接着する事にしました。



これを一部分は「血管」で隠し、
一部分は「露出したまま」にしました。

全ての「リード線」を「血管」で隠すと、
それはそれで「反対にみっともない」と思ったからでした。



最終的に「リード線」は足に刻んだ溝に沿って、



外部へ逃がす事にしました。
その後、足の溝は「エポパテ」で埋めてしまいます。



配線を押し込んだ「胸骨部」に「蓋」をしていきます。

これをやらない限り「鎖骨」や「肩」辺りのディテールが、
いつまで経っても作れず作業が全然進まないのです。



「スポンジ片」で「あんこを噛ませ」た後、



「エポパテ」で覆い、蓋をしました。

これで、もう何があっても「電飾系」のリカバリは出来なくなりました。

しかし、それがやがて悲惨な結果を招こうとは、
この時の私にはまだ判らなかったのであります・・・。
(↑惹きのコピー)



「体表の血管」も増やしていきます。

血管が膨らんだ所には「腫瘍チップ」も埋め込みました。



腕にも「血管」を入れていきます。



「手の甲」にも細かい血管を入れていきます。



こうして「両腕」の造形は、ほぼ完成したのであります。



つづきます。

前のページへ                                次のページへ


トップページへ

メールはこちら ご意見、ご感想はこちらまで