SYU'S WORKSHOP
巨神兵オーマ製作記
(後編)

(6/7)




完成した「巨神兵オーマ」の全身像です。



塗装は「タミヤ」の「スーパーサーフェイサー」を吹いた後、
「Mr.カラー」で何段階かエアブラシし、
最後にエナメルの「パープル+ブラック」で「ウォッシング」しました。



本当は「ドライブラシ」もしようと思っていたのですが、
予定になかった「良いカンジの艶」が出たので、
それは止めたのであります。



「巨神兵オーマ」は究極の「生体メカ兵器」であり、
「異形の宮崎メカ」であります。
さらに、
「孤高なクリーチャー」「無垢のモンスター」であります。

そして、
「無慈悲で高潔な神」としての属性も合わせ持つ、
とても特異なキャラクターだと思うのです。



下半身のディテールです。

「反っくり返る」様に立たせて「巨人」らしさを出しました。



足下には
(ちなみに台座のデコパージュは、
アサヒペンの油性ジェルカラーニスのオリエントブルーで塗装しました)、



「1/123」の「クシャナ」がいます。

彼女のいつもの「マント」が無いのは劇中、
「シュワの墓所」へと旅立つ「ナウシカ」にあげたからであります。



「皇兄ナムリス」です。
「ナムリス」の立体物はありそうで無いので、
これが世界初の「ナムリスのフィギュア」ではないでしょうか?
いや少なくても、これが
「1/123」では始めての「ナムリスのフィギュア」でありましょう。

「左腕」が無いのは、これも劇中、
「オーマのレーザー」で切断されてしまったからであります。



そして「オーマ」の掌に乗った「ナウシカ」です。



「ナウシカ」の肩には「テト」が乗っています。

つまり、
「『テト』を乗せた『ナウシカ』を乗せた『巨神兵オーマ』」という、
今回私が「一番やりたかった図式」が
ここに完成したのであります。



「肩の4本突起」の発光です。
本当はもう少し光ってくれれば良かったのですが、
これが精一杯でした。



「突起」が「クリスタル」っぽく見えるのは、
表面に「アクリル塗料のクリアー」を塗っているからであります。



「巨神兵オーマ」が口を開くと、



口腔内には「プロトンビーム」の射出器である「粒子加速砲」が見えます。
そのディテールです。
上の画面に「マウスポインタ」を置くと「プロトンビーム」を放ちます。
(JAVAスクリプトのロールオーバー)

漫画版を読まれている方ならご存知でしょうが、
巨神兵の「プロトンビーム」の発射時の「擬音」は、
「パウッ」がデフォルトなのであります。

と言うか、
「宮崎漫画」の「大砲系の発射音」は得てしてみんな
「パウッ」なんですけどもね。



さて。

何故「オーマ」と「テト」の眼の色が
同じ「緑色」であるかと言うと。

「大王ヤンマに攫われ孤児となったテト」の
最初の「庇護者」となったのが「ナウシカ」であり、
また、
「土鬼の人工子宮から生まれ出たオーマ」が
初めて感応したのが「ナウシカ」であり、
つまり、
「テト」も「オーマ」も共に「ナウシカを母と慕う」関係なのであります。
この二人は「義兄弟」に当たるのです。

もちろん「テト」が兄で「オーマ」が弟。

両者が「兄弟という属性」を持つならば、
「眼の色」が同じなのも、これ当然なのであります
多分。



もう1ページだけ、
つづきます。

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