SYU'S WORKSHOP
モリアーティのプテラノドン製作記
(前編)
(3/5)
次は「プテラノドン」の頭部です。
この部分もバルサから他の素材に置き換える事にしました。
これも今後の加工を考えての事なのであります。
キャストで複製する事にしました。
「頭部」の左半分を「シリコン」で型取りしているところです。
この後、右半分も型取りして「型」が完成するワケです。
台の上に散らばっているのは、
もう使わなくなった昔のシリコン型を、
細かく千切ったモノです。
これをシリコンを流し込む際に「シリコンの足し」として入れるのです。
完成したシリコン型にキャストを流し込み、複製が取れました。
この複製は予備を考えて三つ取りました。
さて、次は「翼」ですが、
これも「バキューム」でやろうと考え、
実際にやってみたのですが、これが上手く行きませんでした。
結構大変な割には精度が甘く、また、
もし、上手く翼の上半分と下半分の形が取れたとしても、
それをきちんと上下合体するのが難しそうだったのです。
これは単に私の技量の問題です。
と言うワケで、この翼部分は
バルサのまま進める事にしました。
「バキュームフォーム」で作ったプラ板の胴体と、
キャストで複製した頭の部分、
そして、バルサ材の翼。
今回の
「モリアーティ教授のプテラノドン型飛行機」は、
「ハイブリット仕様」になりそうです。
プラ板細切りで補強した胴体内部に、
さらに「ポリエステル・パテ」を塗っていきました。
使用したのは「ワークアソシエイション」の「モリモリ」です。
この胴体部分は、
これからいろいろと加工していく必要があり、
「補強しすぎ」という事はないのです。
パテが硬化した後、紙やすりで整形しておきます。
胴体の表面にはビニールの「ライン・テープ」を、
慎重に位置を決めて貼り、
それをガイドにして「スジ彫り」を軽く入れていきました。
この「スジ彫り」自体が、
今後の作業のこれまた「ガイドライン」となるのです。
つづきます。
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