SYU'S WORKSHOP
モリアーティのプテラノドン製作記
(後編)
(2/7)




胴体と翼の「連結部」を作っていきます。

全く同じ形状に切った「翼断面」の「1ミリプラ板」を、
一枚は胴体側に、もう一枚は翼側に渡します。
この際、二枚のプラ板の同じ箇所に
後から通す真鍮線の穴も開けておきます。



胴体側の「翼断面プラ板」にはさらに厚みが欲しくなったので、
追加で二枚の「翼断面プラ板」を接着し、
胴体との隙間にはプラ材を詰め込んで接着します。
また、
翼側の「翼断面プラ板」との段差は「ポリエステルパテ」で
なだらかにしておきました。

翼側に1ミリの真鍮線を通し、
胴体側の穴は胴体を突き抜けるまで開け進めます。



全ての接着が固定される前に、
胴体をセンターにして左右の翼はきちんと
「三次元的に対称」の位置にあるかを確認し、
良ければ胴体と翼をテープで固定して
接着剤の乾燥を待ちました。



もちろん、胴体側の「翼断面プラ板」と
翼側の「翼断面プラ板」同士は接着しません。
今後の作業を考えて、
左右の翼は取り外し出来る様にしたのであります。

胴体内部に突き出た真鍮線は後でカットしておきます。



胴体側の「翼取り付け部」をさらに処理していきます。

「翼断面プラ板」と胴体はもう完璧に固定され、
隙間にはプラ材も接着されているのですが、
これだけでは足りません。
まず胴体表面に「1ミリプラ棒」を接着し
ここを胴体側の「翼取り付け部」の「終点」としておきます。
この隙間に、



「ポリエステルパテ」を埋め込んでいくのです。
乾燥させヤスリで整形、
再び充填して整形を繰り返して
カタチを整えていきました。



こうして、



胴体と翼は、



奇麗につながる事が出来ました。



並行して胴体下部にある「スリット」を作っていきました。
このマーキングした場所を開口した後、



開口部に「柱」を三本立てていきました。
胴体からちょっとだけ飛び出ているのが「柱」で、
大きく飛び出ているのは「スリット幅」を守るための「スペーサー」です。
もちろん、この「スペーサー」は胴体にも「柱」にも接着せずに
単に挟み込んでいるだけです。



「柱」が胴体に完璧に接着され
「スペーサー」を取り外した状態がこれです。
この後、胴体表面から飛び出している「柱」を、



胴体表面に合わせて均一になる様にヤスリで削っていき
「スリット」の完成なのであります。



つづきます。


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