SYU'S WORKSHOP
1/55 装甲ロボット兵シグマ製作記
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![](sig08.jpg)
今度はシグマの「脚」を作っていきます。
設計図に準じて「2ミリプラ板(1ミリプラ板の積層)」を切り出します。
そこに「黒のマジック」で色を塗っていきます。
![](sig09.jpg)
シグマの脚は節足動物の様な「節のある脚」で出来ています。
「台形状の節」の連続によって出来上がっているのです。
「プラ板」を紙やすりで削りそれを再現していくのですが、
こうして「黒いマジック」を塗っておくと
「どこをどこまで削って、どこをどこまで削っていないか」が
とても判断しやすいのです。
![](sig10.jpg)
こうして「脚」の「原型」が出来上がりました。
これをまたキャストで複製していくのですが、
それにはちょっとした「技」を思いつき、試してみました。
「技」ってほどでもないのですが。
![](sig11.jpg)
まずシリコン型にキャストを流した後、
二つの「型」を合わせます。
ちなみにこれは「タイヤキ方式」と呼ばれる型取り方法で、
ここまでは別に「技」ではありません。
![](sig12.jpg)
「技」はここからです。
型からはみ出たキャストを頻繁に「爪楊枝でツンツン」し、
キャストの硬化具合を見ていきます。
![](sig13.jpg)
そしてキャストが
「手で触ってもカタチが崩れず、でもある程度まだ柔らかい」
状態になった瞬間、
型からキャストを急いで取り出し、
![](sig14.jpg)
前もってプラ板で作っておいた「シグマの脚のガイド」に、
(写真は前脚用と後脚用)
![](sig15.jpg)
キャストを押し付けて「曲がった脚のカタチ」を出していったのです。
(この際『節の上下』を間違えない様に注意します)
もちろんこの状態のまま「キャストが完全に硬化する」まで
押さえておかなければなりません。
![](sig16.jpg)
キャストの硬化が進み過ぎると
曲げた時に「割れて」しまいますし、
反対に柔らかすぎると
せっかく作った「節の形状」が壊れてしまいます。
「キャストの微妙な硬化状態」を判断するのが
少し難しいかも知れません。
ちなみに今回のこの方法を私は
「キャストが微妙な硬化状態の時に無理矢理形状を変える工法」
と名付けたいと思います。
まんまですが。
というか、このやり方はすでにあるのかしら?
![](sig17.jpg)
こうして一個の「原型」から
前脚用の2本、後脚用の2本の合計4つの「脚」が出来ました。
次に設計図と照らし合わせながら、
取り付け位置を慎重に決めて
「胴体」へと繋げていきます。
「脚の根元」には「内径0,93ミリの真鍮パイプ」を埋め込み、、
「0,8ミリ真鍮線」で胴体を貫通させて繋げました。
![](sig18.jpg)
ようやく
シグマの全体像が見えてきました。
つづきます。
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