SYU'S WORKSHOP
モリアーティの潜航艇製作記
(前編A)
(2/6)
![](sub012.jpg)
今回、新たに購入した道具に
「サークル・カッター」もあります。
今までプラ板を円に切り抜く際には、
「OLFAのサークル・カッター(左)」を使っていたのですが、
これが実に使い勝手が悪い。
ちょっと気を許すと、一回転した刃先が「始点」に戻らず、
単に「レコード盤の様な渦状の溝」を彫るだけになっていたのです。
その点、新しく買った「NTのサークル・カッター
MINI400(右)」は
精度が高く「始点と終点」が奇麗につながり、
「プラ板からいろいろなサイズの円を大量に切り出す」
フルスクラッチには最適な道具だったのでした。
もう「円」切りまくりです。
これも何で今まで持っていなかったのかなあ。
と言うワケで「円」を切りまくります。
![](sub014.jpg)
同じ大きさや微妙に違うサイズの「円」も
切りまくります。
![](http://syu.o.oo7.jp/subm/sub015.jpg)
それを「エバーグリーンのプラパイプ」と組み合わせて
「基本フレーム」を作り、
![](sub016.jpg)
さらにプラ板を巻いたり貼ったりして、
「潜航艇」の「電動モーター」を作っていきました。
現代の「潜水艦」も、それが「原子力」でない限り、
水上時には排気の必要な「ディーゼル・エンジン」を、
水中時には排気の必要のない「電動モーター」を
バッテリーで使用しています。
![](sub017.jpg)
もっとも
「水上と水中で二つのエンジンを使い分ける」潜水艦が
実用化されたのは、
アメリカ人「ジョン・P・ホランド」による1901年の「ホランド号」で
(その時はガソリン・エンジンと電動モーターでした)、
それを遡る事、数年前
(今回の潜航艇は1890年を想定しています)、
そのシステムをいち早く採用したモリアーティ教授は、
さすが「悪の天才」と言うしかないのであります。
![](sub018.jpg)
つーか、アニメのお話では、
機関部は「英国海軍工廠」から盗んできたんだっけか。
つーか、アニメでは「機関部」自体が出てこないし。
「モリアーティの潜航艇」の主動力である「蒸気エンジン」を作ります。
アニメ「名探偵ホームズ」は
「スチーム・パンク」でもあると私は常々思っていますので、
当然今回の「モリアーティ・メカ」も
「蒸気エンジン」を搭載しているのであります。
この程度のラフな設計図から作り始めてしまう私は、
「プラ板切って貼ってりゃ何とかなるかぁ」主義なのであります。
またまたプラ板とプラパイプで、
基本フレームを作っていきます。
何だかラーメン屋の「岡持」みたくなってきました。
段々不安になってきました。
つづきます。
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