SYU'S WORKSHOP
モリアーティの潜航艇製作記
(前編A)

(2/6)




今回、新たに購入した道具に
「サークル・カッター」もあります。

今までプラ板を円に切り抜く際には、
「OLFAのサークル・カッター(左)」を使っていたのですが、
これが実に使い勝手が悪い。
ちょっと気を許すと、一回転した刃先が「始点」に戻らず、
単に「レコード盤の様な渦状の溝」を彫るだけになっていたのです。

その点、新しく買った「NTのサークル・カッター MINI400(右)」は
精度が高く「始点と終点」が奇麗につながり、
「プラ板からいろいろなサイズの円を大量に切り出す」
フルスクラッチには最適な道具だったのでした。

もう「円」切りまくりです。
これも何で今まで持っていなかったのかなあ。



と言うワケで「円」を切りまくります。



同じ大きさや微妙に違うサイズの「円」も
切りまくります。



それを「エバーグリーンのプラパイプ」と組み合わせて
「基本フレーム」を作り、



さらにプラ板を巻いたり貼ったりして、
「潜航艇」の「電動モーター」を作っていきました。

現代の「潜水艦」も、それが「原子力」でない限り、
水上時には排気の必要な「ディーゼル・エンジン」を、
水中時には排気の必要のない「電動モーター」を
バッテリーで使用しています。



もっとも
「水上と水中で二つのエンジンを使い分ける」潜水艦が
実用化されたのは、
アメリカ人「ジョン・P・ホランド」による1901年の「ホランド号」で
(その時はガソリン・エンジンと電動モーターでした)、
それを遡る事、数年前
(今回の潜航艇は1890年を想定しています)、
そのシステムをいち早く採用したモリアーティ教授は、
さすが「悪の天才」と言うしかないのであります。



つーか、アニメのお話では、
機関部は「英国海軍工廠」から盗んできたんだっけか。

つーか、アニメでは「機関部」自体が出てこないし。



「モリアーティの潜航艇」の主動力である「蒸気エンジン」を作ります。

アニメ「名探偵ホームズ」は
「スチーム・パンク」でもあると私は常々思っていますので、
当然今回の「モリアーティ・メカ」も
「蒸気エンジン」を搭載しているのであります。



この程度のラフな設計図から作り始めてしまう私は、
「プラ板切って貼ってりゃ何とかなるかぁ」主義なのであります。



またまたプラ板とプラパイプで、



基本フレームを作っていきます。



何だかラーメン屋の「岡持」みたくなってきました。

段々不安になってきました。



つづきます。

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