SYU'S WORKSHOP
モリアーティの潜航艇製作記
(前編B)

(5/6)




またまたまた「円」を切りまくり、
「船体内部」の「フレーム」を作っていきます。



すでに「船体の円筒」は出来上がっていますので、
この「フレーム」は製作上は意味がないのですが、
「見た目上」必要なのであります。



「フレーム」には「軽め穴」を開けておきます。

ちょっとレトロな「メカ内部フレーム」をフルスクラッチする際の、
これは「お約束」なのであります。



また「治具」の登場です。

これを使って「船体内部」の決まった位置に
「フレーム」を取り付けていきました。



「船体内部」にこの治具をつかって「フレーム」を押し込んでいきます。
「治具パイプ」の長さが、
ちょうど「フレームを取り付けたい位置」にくる様になっています。



このフレーム接着も一気には出来ず、
一つ接着しては完全に乾燥・固定するのを待ってから二個目の作業へ入る、
という時間のかかる作業となりました。

一気に全部のフレームの接着作業をした場合、
それぞれが干渉しあって
全部微妙に歪んでいく事を恐れたためであります。



今度は「船体内部」を縦断する「メインパイプ」を作っていきます。



ちょっと判りにくいですが、
これは「フレーム」から直角に「メインパイプ」を置くための「治具」です。



単に直角を出した1ミリプラ板を
2枚張り合わせただけの簡単なモノですが、
こういうモノを使うか使わないかで
出来上がりの精度が違ってくるのであります。



この作業も一列のメインパイプを接着したら
それが完全に乾燥・固定するのを待ってから
次の列へと移っていきました。

写真を見ていただくとお判りになると思いますが、
続けて作業した場合、先に接着したパイプが
作業に連れて真横になったり真上になったりして、
その「接着力が弱まってしまう」からであります。


今回のフルスクラッチでは今後、
内部をいろいろと作り込んでいこうと考えており、
そのためにも「ベース」は
しっかりしたモノにしておきたかったのです。



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