SYU'S WORKSHOP
モリアーティの潜航艇製作記
(中編)

(3/7)




探していたパーツを購入して来たので、



ようやく「マニピュレーター」の先端、
「ハサミ手」を作っていきました。



簡単な設計図から必要なパーツのサイズと数を割り出して、



ディバイダーと「針」を噛ませたピンバイスを使い、
1ミリプラ板へと展開していきました。



私にとっては「気が遠くなる」ほど
大量の同型パーツになりました…。



パーツには「可動」させるため穴を空けておきましたので、
そこに「1ミリ真鍮棒」を貫通させ、
同じパーツをまとめて一気に整形していきました。



ここまでパーツの数が増えたのも、
1ミリプラ板を「積層」して「2ミリ厚」にしようとしたためであります。



さらにアーム先端の「T字ジョイント」を挟み込む様に
2本の「基節指」があり、さらにそれが上下に分かれ、
その先にそれぞれ「末節指」が付くのであります。

これだけでも「片手」分。

何でこんな面倒な構造にしちゃったかなぁ、
と気づいた時には後の祭りなのであります。



組み立てていきます。



パーツをプラ板から切り出して整形するのは
メチャクチャ大変なのですが、
組み立てるのはとても楽しいのであります。



出来ました。
「艦首マニピュレーター」であります。

この「マニピュレーター(マジックハンド)(ロボットアーム)」は、
実に初期の「宮崎メカ」チックです。
いや、
「宮崎メカ」チックと言うよりも、
初期の「東映動画SFメカ」の「由緒正しい系譜」を
感じさせるのであります。

何より凄いのは、これ劇中、
「艦首」に常設されているのではなく、
必要に応じてニョキニョキと中から伸びてくるのであります。

さすが悪の天才「モ」(以下略)。



マニピュレーターの「末節指」は先端でまとめず、
別々に可動する様にしました。

これによりコイツは、



「あやとり」だって出来るのであります。

冗談です。



つづきます。

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