SYU'S WORKSHOP
モリアーティの潜航艇製作記
(中編)
(7/7)
![](sub212.jpg)
今回は小さいモノから大きなモノまで、
久しぶりに大量のシリコン型を作りました。
![](sub213.jpg)
私は必要のなくなった昔のシリコン型を細かくカットした
「シリコン・チップ」を作っておく事にしています。
原型に流し込んだシリコンの上に
これをバラ撒き(それはゆっくりと沈み込んでいきます)、
シリコン型の「水増し」をするのです。
![](sub214.jpg)
さて。
また今度は「バキューム・フォーム」をしていきました。
タミヤの「1,2ミリプラ板」が見る見るうちに消費されていきます。
その大半は「のりしろ部分」か「NGテイク」となるのです。
私は常々、
タミヤは「バキューム・フォーム」する人を
表彰しても良いぐらいだと思うのであります。
![](sub215.jpg)
菓子のキャップのこの部分を利用して、
![](sub216b.jpg)
「魚雷発射管」の「後部扉」を作っていきます。
菓子キャップを「原型」として「1,2ミリのプラ板」をバキュームフォーム、
それを二枚重ね接着した後、整形していきました。
矢印は紙ヤスリで整形する際、
手が滑らない様に付けた「両面ガムテープ」です。
![](sub217.jpg)
その「ヒンジ」を作っていきます。
矢印はヒンジが「後部扉」に接着され、
きちんと固定されるまでの「スペーサー」です。
![](sub218.jpg)
「艦橋」を作っていきます。
プラ板で作った「第1原型」を、キャストで「第2原型」に置き換えました。
「バキューム」する際、
プラ板の「第1原型」のままだと
「熱変形」してしまう恐れがあったからですが、
![](sub219.jpg)
何の事ぁない、
「バキューム」自体が上手く行きませんでした。
何回やってもバキュームしたプラ板に皺が出来てしまい
奇麗に抜けないのです。
結局、
この原型から取れたのは「艦橋の上の部分」だけ。
(右に写っているのは昇降ハッチ。
これは上手く行きました)
![](sub220.jpg)
月夜に呻吟しつつも、
プラ板の「第1原型」をバラし、
再加工していく事にしました…。
ああ、
最初からこうしていれば、
かなりの作業時間短縮にもなったし、
何より精神衛生上、良かったのであります…。
![](sub221.jpg)
「艦橋ハッチ」の「ヒンジ」を作ります。
矢印は「スペーサー」。
「ヒンジ」は後に加工・整形していきますが、
この段階では何よりもまず「艦橋上端」や「ハッチ」に
完璧に接着・固定される事が大事なのであります。
![](sub222.jpg)
「1ミリプラ板」を切り抜き、
![](sub223.jpg)
「艦橋」にある「出窓」を作っていきました。
![](sub224c.jpg)
こんな感じになっていきます。
役に立たなかった「艦橋」のキャスト製「第2原型」は、
今後、
「サイズ見、様子見」のための「ダミー艦橋」として、
しっかり働いてもらうのであります。
![](sub225.jpg)
と言うワケで、
今回はここまでなのであります。
春だと言うのに
北風にあおられ
街の声にせきたてられ
彼らにあわないから追いまくられ
さすらう気は
さらさら無いのに
などと「泉谷しげる」の昔の唄を口ずさみつつ、
次回、製作記後編へとつづくのであります…。
例によって長〜〜〜い製作記、
最後まで読んで下さいまして、
本当にありがとうございましたー!
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