SYU'S WORKSHOP
モリアーティの潜航艇製作記
(後編A)
(2/5)
「艦橋」に張り出した「舷窓」を完成させていきます。
マスキングテープで仮留めし、
妥当な取り付け位置を割り出します。
一つの「舷窓」は図解すると、
5つのパーツから成り立っています。
取り付け位置が決まった後、
「艦橋」に穴を開けていきます。
「5ミリ」までは「ピンバイスやリューター用ドリル」を使用し、
それ以降は「プラ丸棒」に捲いた紙ヤスリで穴を広げていきました。
最終的に「9ミリ径」の穴となりました。
こうして「舷窓パーツ4と5」を接着・固定した処で、
「艦橋」に「上端部分(出入りハッチ含む)」を接着しました。
「艦橋」と「上端部分」の間に出来る段差や隙間は、
「黒い瞬間接着剤」を盛り上げ、後で整形する事にしました。
全体に「リベット」を打ちました。
「舷窓パーツ1と2」を仮組みし、全体の様子を再確認してみます。
「舷窓」に嵌める「窓ガラス」を作っていきます。
使用したのは「0,5ミリの透明アクリル板」。
ここには「クリアグリーン」を吹き付けます。
「クリアブルー」と「クリアイエロー」を調合したモノです。
さらに「艦橋内部」と「艦橋外部」を色塗りした後、
「舷窓」を組み立てて「艦橋」が完成しました。
アニメ「名探偵ホームズ」の「モリアーティのメカ」の基本色は
ご覧の通り「ピンク色」であります。
「モリアーティ教授」の服装も「白」で設定されており、
従来の「悪役色」ではないこの色設定が、本アニメの特徴の一つなのであります。
ビートルズの「イエローサブマリン」ならぬ、
モリアーティの「ピンクサブマリン」なのであります。
「舷窓ガラス」に「クリアグリーン」を塗ったのは、
「水圧に耐えられそうな厚みのある潜航艇のガラス」
に見える様にするためです。
さらに、艦橋には「潜望鏡」が付きます。
潜望鏡頂部には「WAVE」の「H・アイズ(クリア)6ミリ径」を
填め込みました。
本来、潜望鏡は頂部から基部の「接眼部」まで
一続きの一本の筒になっているモノですが、
本モリアーティの潜航艇の場合はそうは行きません。
何故なら艦橋ハッチから伸びている潜望鏡、
そのハッチの真裏には
「ハッチ開閉用ハンドル」があるからであります。
恐るべしアニメ設定!!
と言うワケで、潜望鏡基部も
艦橋の下辺りから突然、生やす事にしたのであります。
恐るべしその場しのぎフルスクラッチ!!
つづきます。
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