SYU'S WORKSHOP
モリアーティのアジト製作記
(後編A)

(2/5)




「豆本作り」が楽しくて、たくさん作っちゃいました。



上の青い表紙は
ホイッティカー年鑑(Whitaker's Almanack)」、
真ん中は
ブラッドショー時刻表(Bradshaw's Railway Guide)」、
下は悪名高き
ニューゲイト監獄歴報(Newgate Calendar)」
であります。



これは
アメリカ百科事典(American Encyclopaedia)」です。
百科事典だけあって厚いのです。

いずれもホームズ物語に登場する本です。



モリアーティ教授はホームズ研究のため、
ホームズが書いた本もたくさん持っています。

上の右から
足跡の調査(The Tracing of Footsteps)」、
暗号解読法(Cryptography)」、
書類の年代鑑定(Dating of Documents)」、
下の右から
各種煙草の灰の識別について
(Upon the Distinction Between the Ashes of the Various Tobaccos)」、
職業が手に及ぼす影響
(Influence of a Trade upon the Form of the Hand)」、
養蜂実用ハンドブック
(Practical Handbook of Bee Culture)」、
人生の書(The Book of Life)」
であります。



こっちはモリアーティ教授が書いた本です。
右が
二項定理(A Treatise on the Binomial Theorem)」、
左が
小惑星の力学(The Dynamics of the Asteroid)」
であります。

「シャーロキアン」じゃないと「何のこっちゃ」ですよねぇ。



「奸計に長け、人心を操る」犯罪王モリアーティは、
この本も当然持っていたに違いありません。

ジークムント・フロイト」の
夢判断(Die Traumdeutung)」
であります。



これも持っていたでしょう。
19世紀末の同世代作家が書いた本です。

右が「H.G.ウェルズ」の
タイム・マシン(The Time Machine)」です。
前にも書きましたがモリアーティ教授は、
タイムマシンの製作を試みていたと私は妄想しているのです。

左は「ルイス・キャロル」の
不思議の国のアリス(Alice's Adventures in Wonderland)」です。
ルイス・キャロルの有名な著作を、
モリアーティ教授が持っていないワキゃないのです。
二人とも同業の「数学教授」なのですから。



いやあ、いっぱい作った作った。
わははは、楽しい実に楽しいなぁー!

あっ?誰だっ!
今「何やってんだか」って言ったヤツは。



つづきます。

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