SYU'S WORKSHOP
モリアーティのアジト2製作記
(前編)

(2/6)




船首や艦尾の「船台」、機関部の「置き台」を作ります。

「DIY」で見つけた「木切れ詰め合わせセット」や、
東急ハンズで購入した「シナ帯材」を使います。

ここを実際の「木材」でフルスクラッチしたのは、
本ジオラマに「ドールハウス」の質感を持たせたかったからです。



製作中の「艦首」「艦尾」「機関部」に合わせて「形状」を出し、
摺り合わせを繰り返して調整、「木工ボンド」で組み立てていきました。



艦首艦尾用の「船台」なんてモノがあるかどうか
浅学な私には分からないのですが(多分無いのでしょうが)、
「アジト2」の中にそれぞれ展開させて置くため
「捏造スクラッチ」したのであります。



塗装はオイルステインならぬ
水性着色剤「ポアーステイン(オーク)」で塗ってみたのですが、



思っていたより濃い色になってしまい、失敗してしまいました。

かと言って、この手の塗料は
後から「色を落と」して修正する事も出来ず、
もう、どうしようもありません。
「ま、生きてりゃその内いい事もあるさ」と諦念し
次の作業に進む事にします。



これは「ボンベ立て」です。
「造船所ジオラマ」の中にはぜひとも欲しい「小道具」です。

それにしても、やっぱ色が濃すぎたよなあ・・・。



「壁」を作っていきます。

タミヤの「5ミリ スチレンボード」と
鉄道模型用「JEMA Corporation」の「煉瓦シート」を組み合わせ、
「表面の漆喰が所々剥がれ落ち、煉瓦が露出している」状態にします。

このままだと「煉瓦部分」の方が出っ張ってしまいますので、
煉瓦以外の「漆喰部分」にはさらに
「光栄堂」の「1ミリ スチレンペーパー」を貼りました。



「奥壁」には本「アジト2」から
隣室の「気密ドック」へ入る(であろう)「鉄扉」を作ります。



1)「アジト2」で建造された潜航艇は奥の扉を抜け、
2)隣の「気密ドック」に入ります。
再び扉が閉じられ部屋が密閉された後、
ワンダバ」のBGM高鳴る中、やおら「注水」が始まり、
全体が水で満たされた頃、
3)外へと続く「第二のゲート」が開かれ、
我がモリアーティの潜航艇は勇ましく出撃していくのですっ!

くわぁ〜カッコイイっ!!

などと「妄想爆発」しながらスクラッチしていきます。

だけど「妄想」も大概にしておかないと
作業が増えて敵わんのであります・・・。



適当な厚紙に「鉄扉」の設計図を描き、



それを「スチレンペーパー」と「1ミリ プラ板」で作っていきます。



こんな感じになりました。

表面には「溶きパテ」を固い筆で叩く様に塗り、
「鉄の質感」を再現します。



「壁」の質感も作っていきます。



「木工ボンド」と「お湯」を「1対1」で混ぜたモノで
「ドフィックス(壁補修材)」を溶き、
まずはペースト状の「漆喰」を作ります。



それを「割り箸」で作った「ヘラ」で、



スチレンボードに盛る様に塗っていきました。

この際、
「煉瓦シート」と「1ミリ スチレンボード」の
間に出来た隙間も埋めていきます。

これらの作業(ジオラマ・ベース作り〜漆喰塗り)は
前回(2年前)の「モリアーティのアジト」で経験済なのですが、
使用素材や製作方法を私は「すっかり忘れてしまって」おり、
過去の自分の製作記を参照しながら思い出し、
「こおやって作るのかあ」と作っていったのであります。

役に立つなあ。私の製作記は。
あっはっはっはっはっは。



つづきます。

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