SYU'S WORKSHOP
モリアーティのアジト2製作記
(中編)

(4/6)




「クレーン」を作ります。

本ジオラマは「潜水艦造船所」ですから、
「クレーン」は絶対不可欠な「大道具」なのであります。

「0,5ミリ プラ板」に愛用の「STAEDTLERの円定規」を使い、
数サイズの円を描きます。

それらを大まかに「プラ・ニッパー」でカットした後、
中心に穴を開け



全部まとめて「ミニ・ルーター」のビットに取り付けました。

これを紙ヤスリの上で回転させ、一気に成形していきました。



作業時の「引き絵」です。

時々私がこうした「引き絵」を載せるのは、
「この時はこんな風に作業していたんだなあ」と
後の自分自身当てに「記録」を残すためなのでした。



「プラ円盤」と他の様々な形の「プラ板」、「プラ丸棒」等々、
必要なパーツが段々と揃っていくのは、
いつ見ても嬉しいモノです。



それらをま填め込んだり、または接着したりして、
クレーンの「部品」がひとつひとつ完成していきました。

以前にも書きましたが、
フルスクラッチした細かいパーツが集まり
ひとつの部品となり、
それが組み立てられて小道具となり、
さらに集まって大道具が出来て、
最後にみんな揃って「作品」と成っていくのです。



これは私が日頃集めていた「鎖パーツ」です。

私の趣味の一つは「二次大戦のソ連戦車模型」なのですが、
そのソ連戦車には「鎖」が得てして装備されているのです。

他国戦車は「牽引ローブ」として「鋼鉄ワイヤ」を使うのですが、
ソ連戦車は「無骨」にも「鎖」を使用しているのでした。

ああ、なんてカッコイイんだ!ソ連戦車!

と言うワケで、その鎖を使い、



クレーンが完成しました。

これは本ジオラマの天井に掛かるクレーンで、
通常「天井クレーン」と言われるモノなのであります。



これは「WAVE」の「G・タンク(S)」です。

ロボット模型用の「ディテール・アップ・パーツ」ですが、
本ジオラマにも使えそうなのでした。



これは「フジミ模型」の「ガレージ&ツール・キット」で、
車模型用の「ディテール・アップ・パーツ」です。

スケールは「1/24」で、
本ジオラマ「1/28」には少々大きいのですが、
面白そうなパーツが揃っているのです。



例えば、
「鉄ノコ」や「モンキースパナ」、「スパナ」や「ペンチ」、
「はさみ」や「ブライヤ」、「ニッパー」や「コンビネーションレンチ」、
「作業台」や「ガス溶接器」、「バッテリー」や「万力」・・・、
本ジオラマで使えそうな小道具が一杯あるのでした。

今回のジオラマのため「フジミ模型」が作ったキットと言っても、
決して過言ではありません。
うん。



この「ツール・ボックス」も役に立ちます。

色を塗り「ウォッシング」して使い古した感じを出します。



「ウォッシング」にはいつもの溶液を使います。

これは私のひいおじいさんの時代から使っていた(嘘)
油彩「バートンアンバー」とエナメル「つや消し黒」、
「ペトロール溶剤」でジャブジャブに薄めたモノです。

「ウォッシング」は大量の溶液をプラモデルに染み込ませ、
半乾きの時に「拭き取る工法」なのですが、
「エナメル溶剤」を使うと「プラ」が割れてしまう虞があるのです。



つづきます。

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