SYU'S WORKSHOP
ESSAY VOL.147
「続・焦げたチーズが美味しい」
について

(2013年7月13日)


以前、私は「焦げたチーズが好きだ」と書きました。


フライパンで「チーズ乗せハンバーグ」を焼いている時の、ハンバーグの周りに垂れ落ちた「焦げたチーズ」や、「宅配ピザ」の生地周りの「焦げたチーズ」が、とっても美味しいと思うのです。
焦げたチーズが美味しい

そんな矢先の事です。

最近太りだしているので少し痩せなきゃなあ、と思っていた途端。
コンビニでまたまた「焦げたチーズ菓子」を発見したのです。

「LOTTE」の「おこげキッチン チーズドリア」です。



嗚呼・・・。
世のダイエットに神も仏もないのでしょうか。

この商品説明は「ご飯をカリカリに焼いたような おこげの香ばしさと旨みが楽しめる、大人のおつまみチップスです」とあり、「旨み香ばしノンフライ」というコピーがついています。
他に「シーフードパエリア」というバリエーションも出ていました。

袋の中には、「うるち米」と「チーズパウダー」を混ぜて焼いた「おこげ状のモノ」が入っていました。



この「おこげ状のモノ」って、要するに「煎餅」ですよね?
と思ったのですが、ちょっと調べて分かりました。

「もち米」から作られたのが「餅」「煎餅」「あられ」の類いで、「うるち米(ご飯)」から作られたのが「おこげ」なんですね。
ですから、「うるち米」が原料のこれは立派な「おこげ」なんですね。

本スナックは「焦げたチーズ」好きと、世に数多く存在するであろう「おごげ」好きには、堪らない逸品だと言えましょう。


「あられ」と言えば、こんなのも見つけました。
「きらら」の「チーズあられ」です。



商品説明は「もち米を丹念に焼き上げ、香ばしい風味のあられに仕上げ、チーズクリームをたっぷり流し込みました」とあり、「十勝産カマンベールチーズを使いました」と「十勝産カマンベール」を強調しています。

私は本スナックも製造元「きらら」も知らなかったので、さっそく「きらら」のサイトを開いてみました。

「あられ」専門の製菓会社らしく、「品川巻」はもちろん、私が買った「チーズあられ」に「海苔」を巻いたやつ、「カマンベール」じゃなく「チェダーとゴーダ」を入れたやつ等々、いろいろと開発していました。
中には「納豆巻きあられ」なんてモノもあり、「これはいかがなモンか」とも思ったのですが、寿司には「納豆巻き」があるわけですから、これはこれで好きな人がいるのかも知れません。


さて、ここで告白しなければなりません。

私は子供の頃から「煎餅」と「チーズ」を一緒に食べるのが好きだったのです。
当時「チーズが乗った煎餅」などは皆無で、生まれついての「フルスクラッチャー」の私は「無いモノは自分で作る」の精神で、煎餅とチーズを一緒に食っては「ンまいなあ」と思っていたのです。


ところで、「チーズ」と「煎餅」で忘れてならないのが、「三幸製菓」の「チーズアーモンド」でありましょう。



「煎餅」の上に「チーズ」が、その上に「アーモンド」が乗ったお菓子です。
コピーは「カルフォルニア アーモンドとマイルドなチーズのおいしい出逢い」。



私はこれを「アーモンド」を外してから食うのです。

もちろん、「チーズ」に「アーモンド」が合うのは分かっています。
「Q・B・Bベビーチーズ」の「アーモンド入りチーズ」も、酒のつまみに時々買うほどなのです。
でも、「煎餅」と「アーモンド」は、ちょっとなあ・・・。

だったら最初から「チーズアーモンド」なんか買うな、と言う方がいるかも知れません。
それは違う、違うのです。
チーズ煎餅をボリボリ食った後、最後にポリッと「アーモンド」を囓るのが好きなのです。
口直しのデザート感覚で。



ま、何にしても。

「焦げたチーズ」も「煎餅とチーズ」も、「ン、まぁ〜いッ!!」のであります。
うん。




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