SYU'S WORKSHOP BBS2

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3301   更新のお知らせ。「トムは真夜中の庭で」。    SYU   [ 2015/06/13 00:14 ] 返信
超不定期雑記帳に、「トムは真夜中の庭で」について、をアップ致しました。
ぜひ一度、読んでみて下さいね。

次回は「小さい子供は何故走る」について、を書きます。多分。



3377    うみこ     [ 2016/08/14 01:56 ]

SYUさん、はじめまして。数年前から楽しく読ませていただいております。
1年以上も前のものにコメント、すみません。
フィリパ・ピアスの作品、私も大好きです。
初めて読んだのは、『幽霊を見た10の話』。中学生の頃でした。超自然現象を扱いながら、その中にある人々の思いがとてもリアルで、印象に残っています。
『トムは真夜中の庭で』を読んだのは大人になってからでした。境界に近いところにいる2人の接点の持ち方、現実世界で明かされる真相がとても見事だなぁと思いました。
同じく大人になってから読んだ『ハヤ号セイ川をいく』が、ピアスの作品の中で最も好きなものです。
ケストナーの『飛ぶ教室』もいいですね!
ピアスもケストナーも、児童文学だからと子どもに媚びることなく、人の有り様をきちんと描いているところが好きです。
長文、失礼いたしました。

3378    SYU     [ 2016/08/14 17:12 ]

うみこさん、はじめまして、こんにちわ。
書き込み、ありがとうございます。

私は昔から「SF小説」が好きで「ミステリ小説」が好きで「幻想小説」が好きなのですが、フィリパ・ピアスの「トムは真夜中の庭で」は、そんな私の嗜好にぴたりとハマった大好きな物語なのでした。
何もかも見事だと思いました。

うみこさんは「トムは真夜中の庭で」の海外で(もちろん日本じゃありません)昔作られたテレビドラマはご存じでしたか?
アメリカやら英国BBCやらで何回か作られたみたいで、YOUTUBEで一部、それらの断片を観る事が出来ます。
大昔に作られた作品で、その一部だけしか観ていないのですが、驚くほどツマラナイのです。

私はそれらのテレビドラマが何故作られたのか、そして何故ツマラナかったのかが判るような気がします。
何故作られたのかは、プロデューサーがこの小説が大好きで「この物語にはとっても素晴らしいアイディアがある!」と思ったからでしょう。
そして何故ツマラナかったのかは、その素晴らしいアイディアが「映像向き」ではない事に気づかなかった事だと思うのです。

面白いアイディアがある物語を、映像化すれば全て面白い作品になる、ワケではないと思います。
近年のヒット小説やヒット漫画の映画化の大失敗を見れば明らかなのに、何故昔からこんな簡単な事実に、映像関係者たちの多くは気づかないのでしょう。

あれれ?
私も長文になってしまいましたー。
これに懲りず、いつでも何でも気が向いた時に、また書き込んで下さいね。





3374   ちょっとお知らせ。サイトの引っ越し、「自動移転通知機能」を動かしました。    SYU   [ 2016/07/31 19:33 ] 返信
【注意・今あなたのいる場所は、新しいURLの新しい掲示板にいます】

「旧URL」の
http://homepage2.nifty.com/SYU/
を訪問された方は、今後「新URL」の
http://syu.o.oo7.jp/
に自動的に跳ばされます。
この「自動移転通知機能」は、「2018年3月29日(木)15時まで」継続します。

【注意・今あなたのいる場所は、新しいURLの新しい掲示板にいます】

と言うワケで。
更新サボってばかりいる駄目なサイトではありますが・・・、
みなさん、今後ともよろしくお願い致します。


3375    ホローポイント    Site  [ 2016/08/09 21:39 ]

こんちわです。

見慣れぬメッセージが出たので、一瞬、サイト閉鎖されたのかと勘違いしてしまいましたが、そうじゃなかったんですね。よかった。

URL引越しされたんですね。自分も何回かやりましたが、引越し作業なにげに大変だったと思います。お疲れ様でした。

それにしてもoが続く面白い羅列のURLですね。これはSYUさんのこだわり?それともたまたま?でしょうか。


3376    SYU     [ 2016/08/10 09:04 ]

ホローポイントさん、お久しぶりです。
極端に暑い日々が続いておりますが、お元気でしょうか?
残暑お見舞い申し上げます。

引っ越し作業、ちょっと大変でした。
ウチのサイトはサイト内で「あっちに跳んだり」「こっちへ跳んだり」するサイト内LINKを貼り巡らしており(楽しくてそうしたのですが)、新しい場所へ引っ越すとなると、それを全部直さなきゃならず(相対パスじゃなく、多くが絶対パスで書いていたので)、その修正が面倒だったのでした。

> 面白い羅列のURLですね。

私のサイトのあるニフティの「Lacoocan(ラクーカン)」には「36種類」のドメインから好きなヤツを選べるようになっているのです。
「o.oo7.jp」も36種類あるドメインの一つ。

と言っても「o.oo7.jp」があるから「o.oo6.jp」や「o.oo5.jp」等々があるわけでも無く、他には「music.c.coocan.jp」だの「g.dgdg.jp」等々いろいろあったのですが、その中でも見た目一番シンプルなのを選び、アカウントを付けて今のURLにしたのでした。




3373   ちょっとお知らせ。サイトのアドレス変更。    SYU   [ 2016/07/16 08:42 ] 返信
【注意・今あなたのいる場所は、新しいURLの新しい掲示板にいます】

私のサイトはniftyの「@homepage(アット・ホームページ)」という場所を使っていたのですが、今年の秋「2016年9月29日(木)15時」にそこが無くなってしまうのです。

そこで、「同じnifty」の「@niftyホームページサービス(LaCoocan)」へと引っ越しする事にしたのでした。

今までのURLつまり、「旧URL」は↓
http://homepage2.nifty.com/SYU/
これからのURL、「新URL」は↓
http://syu.o.oo7.jp/
となります。

【注意・今あなたのいる場所は、新しいURLの新しい掲示板にいます】

ウチのサイトはサイト内で、ページを跨いで「あっちに行ったり、こっちに行ったり」していますので、新しいサイトでのリンク先の「修正作業」「整理整頓」がとっても大変なのでした。

ま、一応、本日、全ての「修正作業」が終わったと思い、新しいサイトのリンクを公開するのであります。
前のサイトと変わらないんだけども。

もしも。
「ここのリンクは間違っているんじゃないの?」と思われた方は、ぜひとも私に教えて欲しいのであります。
逐次、修正いたします。
何卒、よろしくお願い致します。

SYU。

ps。
後、もう少ししたら、「旧URL」に訪ねて来た方は、自動的に「新URL」に跳ぶようにします。
この「自動移転通知機能」は「2018年3月29日(木)15時まで」継続します。

もちろん「自動移転通知機能」ではなく、最初から「新URL」に跳んで頂ければ(特に掲示板の書き込みは)、これ幸いなのであります。



3356   更新のお知らせ。「散財おもちゃ日記」。    SYU   [ 2016/03/01 00:08 ] 返信
「散在おもちゃ日記」に、2016年3月を、アップ致しました。一度見て下さいね。

3357    micanbaco     [ 2016/03/06 22:45 ]

SYUさん こんばんは。

「散財おもちゃ日記」を読ませて頂きましたが、タイ・インターセプター
めちゃめちゃ格好良いですね! そしてこれまたデカイ!
本当にアメリカの家はどんだけデカイんだろ・・・

タイファイターの視界が悪いという点については、機体コンセプト自体が
生命維持装置すら排除した徹底的な軽量化により獲得した圧倒的な
機動性を以って敵に背後を取らせない(撃たれない)という、零戦を
モチーフにしたものみたいですね。 名前もタイファイターだし
装甲が皆無で一発で爆散とか、人命軽視とか・・・(-_-;)

併せて航続距離の短さ、視界の悪さはドイツのBf109からでしょうか?
確か宮崎駿の原作版・風立ちぬでもBf109の視界の悪さに触れていたような・・・
「敵は前にいるのだ後ろを見る必要は無い」だったかな?

wikiにも視界性能を改善する為にパネルに切り欠きが設けられたとありますが
そもそも横に窓が無く、前しか見えないのに切り欠きが必要だったのか
疑問です。 まぁ格好良いから問題無いですが。(笑)


あとSYUさんは既にご存知かもしれませんが、海外のSWファンが個人で
タイファイターパイロットをモチーフにした自作アニメを公開しています。

TIE Fighter - short film ←って題名です。

日本の80年代SFアニメ風に仕上がっていて帝国軍と同盟軍の艦隊戦になってます。
ご興味があれば検索して見て下さい。 ㋯


3359    SYU     [ 2016/03/07 23:02 ]

micanbacoさん、こんにちわ。

micanbacoさんは航空機に詳しいですね。

> 装甲が皆無で一発で爆散とか、人命軽視とか・・・(-_-;)

これを聞いて思い出すのが、第二次大戦のドイツ戦車とソ連戦車です。
車体下部にも乗員脱出用ハッチのあるドイツ戦車と、そんなモノを省いて大量に生産したソ連戦車です。
じゃドイツの方が人命尊重かと言うと、そうじゃなく「せっかく育てた乗員が死んでしまうのは非効率的だ」と考えるんですよね。

> TIE Fighter - short film ←って題名です。

これは以前、見た事がありました。
板野サーカスばりの追尾ミサイル群の航跡や、富野演出っぽい戦闘シーンに合成される各パイロットの多面割りなど、作者の日本アニメ好きが判りますよね。
後、爆発や光線もそうですね。

少し今時のフラッシュ・アニメの匂いがしますが、ここまで凝るなら昔のセルアニメっぽく仕上げれば良かったのになあと思いました。
BGMが著作権の関係でしょうが、スターウォーズまんま使えなかったのがとっても残念ですね。

これもYOUTUBEですが、「スターウォーズ+ディズニー」というヤツです。
STAR WARS: The Force Awakens DISNEY PARODY
こういうのも早く見ないと著作権で消えてしまうのかな?

3360    micanbaco     [ 2016/03/09 21:02 ]

> STAR WARS: The Force Awakens DISNEY PARODY

これも個人製作ですか? 笑ながら観ました。 
未だディズニーとSWの組み合わせに違和感を感じていますが
こういうパロディは面白いですね。



3361    Pohi     [ 2016/03/13 01:30 ]

SYUさん、こんにちは。Pohiです。
お話が一段落した様ですので、ちょっとだけお邪魔しますね。
>第二次大戦の〜
恥ずかしながら、私、昭和スターウォーズの大ファンでありながら、メカの隠れ設定などには全く知らないのです。でもAFVなら、少しは。
ソ連戦車は4万両以上生産されましたが、平均稼働期間は1週間程度だったそうです。工場で女性工員が製造した戦車は、そのまま女性工員が前線へ運転していき、戦場へ駆り出された事もあったそうで、まさに使い捨てという感じですね。T34の潜水艦みたいなペリスコープも、開ければ敵から丸見えのミッキーマウスハッチも、被弾すれば内側に針状の鉄が剥がれて飛んでくる鋳造砲塔も、何処から見ても生産性重視の人命軽視です。でも戦車の設計コンセプトは物凄く優秀なんですよね。大型転輪や傾斜装甲など、以後のドイツ戦車が皆マネした程に。「祖国」とまで呼ばれた傑作戦車ですから。
ドイツ戦車も、ヴィットマンやカリウスの様な優秀な戦車兵は殺したくないし、戦車もやられても回収して再利用したい。だから脱出ハッチや全面ペリスコープなど、生存率を上げる工夫をこらしましたが、結局ハッチなどは耐弾性を上げるために現地で溶接されちゃうんですよね。
私としては、M4シャーマンも人命軽視の代表選手に見えますが、どうでしょう?
戦車兵の帽子も紙製でしたし。
真の意味で搭乗員保護が徹底された戦車は、メルカバの登場までなかったのでは無いかと思います。
以上、心に移りゆく、よしなしごとを、そこはかとなく書いてしまいました。
長文、失礼しました。



3362    SYU     [ 2016/03/13 18:40 ]

Pohiさん、こんにちわ。

> ソ連戦車は4万両以上生産されましたが(中略)「祖国」とまで呼ばれた傑作戦車ですから。

鬼戦車T-34!
そう言えば、前に見かけたネットで「T−34はなんで鬼戦車って呼ばれているのですか?」って質問があり、それに対して「そういう映画があるからです」との回答があり、大笑いしたモノでした。
最近の人はロシア映画「鬼戦車T-34」や、第二次世界大戦ブックスの「無敵!T34戦車―ソ連軍大反攻に転ず」なんて知らないのだなあ。
あのロシア製の白黒映画を観た時、T-34が広野を疾走する場面に、一面の真っ白な野菊畑を舐めるイメージ・ショットが連なり、思わず「あんた黒澤明かっ!」と思ったモノでした。
思わず思った?お湯が沸いた?馬から落馬?

> M4シャーマンも人命軽視の代表選手に見えますが、どうでしょう?

「ポール・ファッセル」の「誰にも書けなかった戦争の現実」は第二次世界大戦中のアメリカ軍とイギリス軍にまつわる噂やデマ、迷信やジンクス、狂気や混乱について考察されたとても面白い名著でした。
それによると「イギリス軍の中でもとくに迷信を必要としたのが、やはり爆撃隊である。出撃回数30回で一応の任務を完了。これ以上は出勤する義務を免除されるのだが、現実の出撃回数は平均で14回」であったそうです。つまり、それぐらいで死んでしまうという事です。

また違う話。
有名な「コベントリーの大空襲」です。
イギリス中部の都市、コベントリーがドイツ軍の大空襲を受けた話です。
これは暗号通信の傍受・解読により、事前にイギリス側には判っていましたが、自国の「暗号解読の新技術」がバレるのおそれ、現地には何の警報も出さず、結果、貴重な文化施設が失われ、多くの市民が亡くなったと言うモノです。

戦闘機も戦車も、もちろん爆撃機もみんな、国を問わず、人命軽視ですが、そもそも「戦争」なんて行為自体が、人命軽視なんですねえ・・・。
それにしても、二次大戦のアメリカ軍の戦車帽が紙製だなんて、始めて知りました。

3363    Pohi     [ 2016/03/13 21:14 ]

>ロシア映画「鬼戦車T-34」や、〜
ソ連のプロパガンダ映画ですか?
すいません。「鬼戦車T-34」は見た事がありませんが、ソ連のプロパガンダ映画は、T-34の大軍団が荒野を疾走するシーンが必ず入っていますねえ。ソ連のプロパガンダ映画は、対戦車ライフルでティーガー戦車を撃破するなど突っ込みどころが満載だったり、常識を超えてやたらに長い長編映画だったりと、独特の色合いがありますよねえ。

>自国の「暗号解読の新技術」が〜
ドイツ軍のローレンツ暗号機の鍵の組み合わせを計算する、イギリスの計算機「コロッサス」の事ですね。
私が子供の頃に読んだコンピュータの本では、世界初の計算機はアメリカのENIACと書いてあったのですが、軍事機密が公開されると後から後からコンピュータの歴史がどんどん塗り替えられていきましたねえ。
酷いのは、イギリスがドイツから接収した暗号機を、イギリスの植民地の政府に与えて使わせていたという事です。植民地政府の考えも、革命の動きも実はイギリスに筒抜だったという事も、機密が公開されるまでは分からなかった事です。

>そもそも「戦争」なんて行為自体が〜
その通りです。かの司馬遼太郎も九七式チハの戦車兵でしたが、自国の戦車の装甲をヤスリがけして削れてしまうのを見て「こんな戦車で国民を戦わせる、この国は負ける」と思ったそうです。
戦争は何も生み出す事は無く、してはならない事は当然なのですが、何故か「戦争」の道具である戦車には強く惹かれてしまいます。


3364    SYU     [ 2016/03/14 00:43 ]

> 常識を超えてやたらに長い長編映画だったりと、

私の好きな映画「ヨーロッパの解放(1970〜73)」なんて8時間近くありますモンねえ。
ウチにはLDもDVDもあるのですがあ・・・。

> ドイツ軍のローレンツ暗号機の鍵の組み合わせを計算する、イギリスの計算機「コロッサス」の事ですね。

私が思っていたのは、ドイツ軍の「エニグマ」暗号機を解読するイギリスの「チューリングマシン」の事でした。Pohiさんが挙げた一つ前のヤツですね。

「コロッサス」と言えば、SF映画「地球爆破作戦(1970)」に登場するアメリカのコンピュータが(も)「コロッサス」でしたねえ。
あの映画も私は好きなのでした。

3365    Pohi     [ 2016/03/15 00:25 ]

>ドイツ軍の「エニグマ」暗号機〜
なるほど、所謂、「チューリング式BOMBE」と呼ばれるやつですね。
ところで、「コロッサス」って元々は何を指すものだろうと思い、調べてみましたら、どうやらロードス島の巨人像の事を指す様ですね。
3000本の真空管でできた巨大な計算機は、伝説の巨人像になぞらえていたんですねえ。

3366    SYU     [ 2016/03/15 22:23 ]

> 「チューリング式BOMBE」と呼ばれるやつですね。

ああ、そういう呼び方もあるのですね。いつもいつも勉強になります。

「X-MEN」の中に全身シルバーで頭角刈りの筋肉隆々の大男がいるのですが、この人も「コロッサス」と呼ばれているのでした。もちろん「巨人」から付けられた名前なのであります。
はい。





3351   漫画の音喩・オノマトペ。    SYU   [ 2016/02/21 23:26 ] 返信
本スレッドは3350のPohiさんへの返信です。
前のスレッドが長くなり、私の書きたい事が少し長くなりそうなので、新しいスレッドにしました。

> 実際に砲撃音を体感してみれば、決して「パウッ」ではないのですが、漫画の効果音だとリアリティを感じてしまうのは何故でしょう?

単純に砲撃音、発砲音を漫画の音喩で考えると、「ドカンッ!」や「バンッ!」が一番妥当かも知れません。
「た行」の「濁音」「だ ぢ づ で ど」や、「は行」の「濁音」「ば び ぶ べ ぼ」を使うのが、「爆発音」には相応しいのかも知れません。

しかし、そこに破裂のニュアンスを入れた「は行」の「半濁音」「ぱ ぴ ぷ ぺ ぽ」を使った「パウッ!」は、少し粘着質な感じがしませんか?

「バンッ!」より「パウッ!」の方が、「効果音」に粘りけがあり、音が少し長い気がしませんか?
それは砲口から爆発炎が広がり、その爆発炎から目標に向けて砲弾が、もしくは光線が、伸びて行く感じがしませんか?

私は宮崎駿の漫画に付く「音喩」は、アニメーターならではの「動きに付けた音」だと思うのです。
無理矢理かしらん?も少し考えて見ますけども。

> 私はオノマトペというと、アメコミで使う効果音を過大な表現で文字に表したものが先に浮かびますが、情景や雰囲気など、音にならないものの表現方法として発達した日本のオノマトペとは性質が違い、この点が日本の漫画の特色なのかな?と思います。

Pohiさんの書き込みがあまりにも面白く、興味深く、引用が長くなってしまいますが、容赦下さい。

ご存じの通り、オノマトペは大きく「擬音語」「擬声語」「擬態語」に別れます。
「擬音語」は実際の音を文字に表したモノで、宮崎駿の「パウッ!」がそうですね。
「擬声語」は人や動物の声を文字で表したモノで、「うわーん」や「しくしく」、「ワンワン」や「ニャア」などですね。
「擬態語」は状態や感情など実際には音がしないモノを文字に表したモノで、「わくわく」や「しーん」などで、これを効果的に多用したのがPohiさんが仰る「日本の漫画の特色」だと私も思います。

しかし、確かに海外の漫画には「B0000MM!」「BLAM!BLAM!」等の実際の音を文字で表記した「擬音語」が多いと思いますが、スヌーピーの漫画に頻繁に登場する「Good Grief!」は、「まいっちゃうよ」「やれやれ」といったニュアンスを表す記号としての「音喩」、海外の漫画に登場する珍しい「擬態語」のような気がします。
(私が持っている本では〈タメイキ〉と訳されていました)

また、何かが壊れる時の音、例えば大きな窓を突き抜けた時や車が衝突する音、アメコミで描かれる「CRASH!」「SMASH!」などは「擬音語」であると同時に、出来事を説明しているこれも「擬態語」でもあるのかも知れません。
うーん。どうでしょう。少し勉強してみますね。

3352    Pohi     [ 2016/02/23 00:46 ]

長居してしまい、すみません。
居心地が良くて、度々、長居してしまいます。

>アニメーターならではの
なるほど、音を直接表現しない方が状況を上手く表現できる事もあるという事ですね。なかなか奥が深いなぁ。

>スヌーピーの漫画に
これもなるほどですね。
スヌーピーは、珍しく日本人に受け容れられた外国の漫画と思います。
確かにスヌーピーには、気分を表現するオノマトペが多用されますね。
気持ちを音で表すというのが日本人の感性にマッチしたのかもしれませんね。

3353    SYU     [ 2016/02/24 00:14 ]

> 長居してしまい、すみません。

私のサイト、掲示板は、何も書き込みがない時には平気で数か月、いや半年ぐらい、本当に「なぁんにも」更新のないまま続きますので、時々繰り広げられるPohiさんとの会話は、本当に楽しいのです。
いつでも気が向いた時、お時間がある時には、長居をして下さい。

漫画の音喩・オノマトペに関して、二つだけ思い付いたので、書きます。

1)漫画ナウシカの「土鬼」の描写で。
時々、その絵に「土鬼語」の(意味不明の)音喩が付くじゃないですか。
でも、それも私らは「ぎょっ!」だの「わあああっ!」だの、そんなに疑問も感じなく、読めてしまうではないですか。
これは実は、宮崎駿の発明した、今までありそうでなかった「漫画の音喩・オノマトペなんて、実は何でも良いのだ。しょせん、これも『絵・漫画』の一部なんだから」という事を思い出してくれて、凄いなあと思うのであります。

2)スヌーピーの漫画で。
スヌーピーが寝ている絵に「Z」の吹き出しが付くじゃないですか。
もちろん、寝ている、イビキをかいている、という音喩ですが、もしかして、私らが漫画で書かれた「Z」の音喩は、これが始まりだったのでしょうか?

シュレーダーが(場合によってはシュローダー。この年代によって個人名表記が違う問題は、いずれまた論じたい事であります)ピアノを弾く時に、楽譜が空間に浮かぶじゃないですか。
これも漫画の音喩だと思うのですが、これを「いじって」、ギャグにするじゃないですか。
私らは「決まり事すら、自分でいじってギャグにする」って方法は手塚治虫から教わった様な気がするのですが、その前にピーナッツ、「チャールズ・M・シュルツ」があったんですねえ。

3354    Pohi     [ 2016/02/24 23:46 ]

>「土鬼語」の(意味不明の)音喩が付くじゃないですか
確かにそうですね。
数日前の私のレスにも書きましたが、私は漫画のオノマトペを読んでいません。それでもオノマトペの効果は目から入ってきます。
文字のフォルムだけで状況や感情の表現ができるまで記号化されているという事ですね。
なんだかパントマイムにも通じるものがある気がします。
これらのオノマトペの記号は万国共通に通じるものなのですかねぇ。

>「決まり事すら、自分でいじってギャグにする」
暗黙の了解をジョークに使うのは、英国のブラックジョークにも通じるものがありますね。
元々、ジョークというものが、ある程度の共通の常識の上に成り立っている事柄を利用する性質があるとは思うのですが、その表現をどの様に表現するかは作者のセンス次第という事なんですね。


3355    SYU     [ 2016/02/25 22:40 ]

> 文字のフォルムだけで状況や感情の表現ができるまで記号化されているという事ですね。

その通りだと思います。
本来、「表記文字」を使い、実際の音や状態、感情を表していたモノが、「漫画・絵」という特徴を活かし「描き文字」の効果を使って、実際の音や状態、感情を表すようになってきた、のだと思います。

この例として私がよく挙げるのが、「楳図かずお」の音喩・オノマトペです。
いかにも痛々しい悲痛な叫び声として、「ギャーッ」の周囲にトゲトゲを付けた、あれです。

これと真反対なのが、「大友克洋」の音喩・オノマトペです。
例えば、コマに大きく、極太明朝体で描かれる「あ」の文字。
例えば、激しくスリップする車のタイヤのアップに「ぎゃん!」とか、これも極太明朝体で描かれたりする、あれです。
「明朝体」で描かれた意味は、「この映像には感情は必要ありません。リアルなドキュメンタリーなんです」という意味合いなのでありましょう。

> これらのオノマトペの記号は万国共通に通じるものなのですかねぇ。

ある程度は通じるのだと思います。が、得てして翻訳され海外で出版された日本の漫画の音喩が、その国の言語にわざわざ「描き直される」のは、元の「日本語」という記号が、反って「邪魔」になるからなのだと思います。
決して日本語の「ズキュン!」が読めないからではなく、その「日本語」という記号が邪魔なのだから、なのでしょう。

> 暗黙の了解をジョークに使うのは、英国のブラックジョークにも通じるものがありますね。

ですし、基本的にイギリス人は「ひねくれている」のでしょう。
これは悪口ではなく、私は偏屈でひねくれていて皮肉屋のイギリス人が大好きなのです。
私の大好きなモンティ・パイソンもシャーロック・ホームズも、皆、その偏執的な土壌から生まれているのでした。





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